アクセサリーは 装備
今日つけるアクセサリーを選ぶとき、どうやって決めているだろうか と考えてみました。
着るお洋服をまず決めて、そのあとそのお洋服に合うアクセサリーを選ぶ、とか、特に洋服に合わせて選ばずにどんな洋服にもあうデザインのアクセサリーをいつも身に着けている、とか。それぞれ日によっても違うし いろんなパターンがあると思う。
いずれにしても、アクセサリーを着ける意味って一般的には 「煌めき」 とか 「華やかさ」 とかをコーディネートにちょびっと付け足してくれるスパイス的要素が強いのかな。
私自身は、昔から 「アクセサリーを身に着けること」に対して、コーデのスパイスというよりはもう少し重要な意味を持っていて、そのお話を書いてみようと思います。
私が短大生になり上京して間もない頃だったか、ふと買い物途中に立ち寄ったアクセサリー屋さん。仕事や学校とか普段使いには向かないごつごつとした個性的なデザインのリングが目に留まりました。
それはとあるジュエリー作家さんの1点ものの作品でした。あまりにも衝撃的なデザインだし、お値段も学生だった私には少し高級で迷ったけど、思い切って購入しました。
そのリングをつけて出かけたら、バッグの中に手を入れて物を取ろうとするとリングにいろいろ引っかかるし、友達には「なんかすごい指輪してるね」って驚かれた。でも、なんだかそのリングのおかげでその日のお出かけが特別で、うきうきして、自分に少し自信が持てた気がしたんです。
まるでヘアサロンで髪を切ってもらったように
いつもよりお化粧がうまくいってバッチリ決まった日のように
新しいお洋服を、新しい靴をおろして出かけているように
普段より特別な高揚感を得られる。
今まで人の目を気にして生きてきて、なんとなく自分に自信がなかった自分が初めて、流行りのデザインじゃなくても誰に何を言われても
このリングはすごく素敵だし、私はこれが好きって堂々としている。
それがとてもうれしかったのを覚えています。
だから私にとってはアクセサリーって
【自分の心に装備をつける】 そんな感覚だなあ。
生身で丸腰のLV.1の主人公が装備をつけて、ちょっと強くなった様な。
そして、そんな風に「私強くなったわ、誰にも負けないわ」っていう感覚でお気に入りの装飾品を身に着けてみると、いつもより面白く感じるかもしれないですね。
アクセサリーに限らず、めちゃくちゃ気に入ったお洋服でも、バッグでも靴でも。自分だけのお気に入りをぜひ、装備して出かけませんか。
cirque・queteは まだ始まったばかりのお店だけれど、そんな感覚で身に着けてお出かけが楽しくなるようなアイテムをこれからどんどん皆様に紹介していきたいなと思っています。
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