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【詩】ハロウィンの思い出




ハロウィンの前日
仮装グッズが欲しいと言うので
久しぶりに小学生の娘と二人で
商店街へお出かけ

やっとお店に着いて
数千円の商品を眺めていると
やっぱり要らないと言う
百均で足りるらしい
金欠なパパに気を使ったのかな

何も買わなかった帰り道
広がる街並みの真上に
満月が浮かんでいた
こんなに大きな月は初めて!
と娘がはしゃぐ

満月だから狼男か出るかもね
と怖がらせてみた
娘はそう言えばと
家に狼二匹がいる夢を見たという

家の中に二匹いたってことは
満月の夜にパパと弟が
狼に化けたのかもね
とまた怖がらせてみた

ふふっ
と娘は笑った

そんなのではもう
怖がらないみたい





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