SNSを駆使して、外国での現地の友人を作る
イベントを主催したり、メディアを運営したりしていると、よくあるのが
「○○さん紹介してくれない?」
という相談。めちゃくちゃ、はちゃめちゃ多いです。東京にいた時は毎日何通もこういうメッセがFacebookで飛んで来ていた……
のですが、私は、人様のお役に立てること=この世の喜び!!!!……と捉えがちな人種なので(ムラはありますが…)求められると嬉しくなって、気づけば毎日誰かに誰かを紹介し、Facebookでグループメッセのスレッドを乱立しまくり、1日中MacBookを叩きまくってそんなことをしては「ふぅ今日もたくさん仕事したなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」と思いつつ布団の中でハッと……
「あれ?私は人材紹介センター勤務か????」
「いやこれ、そもそも私の仕事じゃないな???????1円も稼いでないし??????あれ?????仕事とは??????」
みたいな心境になったりもします。
そして、悲しいことに「あの時紹介してもらった○○さんと、その後こんな風にうまくいってるんだよね!」という事例の少なさ……。
「紹介して欲しい!」という「want」ばっかりの人は、誰かを紹介しても、その人に対して「コメントください!」「このイベント来てください!」と「want」ばかり求めてしまって、フラットな関係性になりにくいのかもしれません。うん、「ちょうだい!ちょうだい!」と常に口にしている、つまり千と千尋におけるカオナシ的な人と仲良くするのはちょっとしんどい……。仕事でも、プライベートでも!
だから
「気軽に紹介して欲しいなんて言わないで〜〜〜〜!」
「問い合わせ窓口から直接聞いてくれ〜〜〜〜〜〜〜!」
みたいな気持ちが高ぶりまくっていました。東京でカッカしながら生きておりました……。
しかし。状況は変わりました。
大阪でも東京でも、人間関係を構築しまくってきた私なのですが、NYに引っ越してもうすぐ2ヶ月。
「と、友達が欲しい…………(涙)」
マジでこれ。マジでこれなんです。涙が出るほどに友達が欲しい。
ちょっと飲みたい夜、一人じゃ行けない場所を見つけた時、様々な思想の人と語り合いたい時……東京だと、多くはないけど、数人腹を割って話せる友人がいて、そんな数人の友人との時間はとても貴重&重要だったのですが今……
「あれ?????友達どこ???????誰もいなくね????」
みたいな感じなんですよね。すごい。さすが外国。
ありがたいことに、日本人で気の合う友人は出来ました。日本人が集まるバーベキューなるもので出会って「かわいいし面白い子だな♡」とか思ってFacebookで繋がってみたところ、東大卒のゴールドマンサックス(まじか)という、えげつないキャリアすぎて泡を吹いたりもしましたが、育ってきた世界も働いてる場所も違いすぎて本当に面白い。面白すぎて一緒にPodcastとかしたい。
しかし問題は、アメリカ人……というか、日本人以外の友人!
学校に通っているわけでもなく、会社員でもなく、フリーランサーな私と夫。下手したら部屋の中に引きこもりながらペチペチとパソコンを叩き、日本語を喋り、米を炊き、肉じゃがを作り、アサヒスーパードライを飲み、洗濯を回し、1日が終わっていく……。
これじゃ、アメリカに来た意味ないよ!!!!!!家賃が無駄に高いだけじゃねえか!!!!アサヒビールもちょっと高いし!!!!
ということで、私はあらゆる手段で友達作りに励んでいます。
現状試してみたのは……
1)ミートアップに参加する(女性起業家系、クリエイター系などに参加)
2)言語交換アプリで友達を探す
3)とにかくInstagramを駆使する
4)店員さんに話しかけまくる
5)良い感じの大型アパートに住む
という感じ。全方位で友好関係結びたすぎ。
これ、異国じゃなくて、日本で「人脈がない……人脈作りたい!」みたいな人にも応用出来るのでは??? と思ったので、東京時代のエピソードも交えつつ、書いていこうと思います。
1)ミートアップに参加する
東京でもよくありますね。お金さえ払えば誰でも参加できるセミナーイベント。その後の交流会はつきものです。
しかし、交流会で名刺交換をしても……その後の関係性が続くことはほぼ
「無」。
だって記憶に残らないですし……。一瞬交流しただけで、謎のFacebookフレンドが増えるだけですし……。
相手が登壇者ともなれば、そこに来ている人の顔や名前なんてほぼ覚えてくれません。。。
私もかつて、セミナーに参加した後の交流会で、著名人に声をかけて、名刺を交換し、大満足で帰路についていたりしたんですね。「やったぁ!喋れた!ホクホク!」と……。
そんな人から最近になって「初めまして!」と、お仕事の相談メールをいただく事があり、(あの……実は初めましてじゃないんです……)と思いながら「はいどうも初めまして!!!!」と全力で返信しました。
ってくらい、イベント後の自己紹介はなかなか記憶に定着しないんですよね……。
新刊『小さな声の向こうに』を文藝春秋から4月9日に上梓します。noteには載せていない書き下ろしも沢山ありますので、ご興味があれば読んでいただけると、とても嬉しいです。