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「PHANTOMISM」の巻

2022年9月某日、オフラインにてプレイ!

どんなゲーム?

世界経済が崩壊し、巨大企業が世界を支配するようになった世界。権力への抵抗か、拡がり続ける格差への抵抗か、持つべき者から盗み、持たざる者へ渡す義賊たちがいた――! てなバックストーリーの怪盗PCになるTRPG。

ゲームシステムの特徴と進行!

プレイヤーは6つのクラスから1つを選択。 変幻自在のファントム、隠密行動のゴースト、トリッキーなマジック、近接戦闘のジャック、ガンスリンガーなコメット、策士のスパイダー。 ルパン3世とその一味とか怪盗キッドとか怪盗モノの有名処は大体遊べる感じ。

ゲーム進行は、組織から今回の奪取目標を提示され、①警備状況を調べる→②実際に侵入する→③最後の難関を突破するという流れ。 今回は体験卓ということで①をカットして②と③をプレイ。

判定はD20なので割と出目が寄れる。 出目操作等の救済措置はないが、逆に失敗したからといって即座にアウトにはならず、「残念ながらチャンスがなかった」という感じの処理になるのが優しくていい感じ。

判定一つでしくじり野郎の烙印を押されない! スマートな怪盗を演じるゲームなので、この処理はとても良いと思ったヨ。体験卓では特に時間(手番)制限などはなかったんだけど、①の結果で②~③の制限時間が決まるとか、そういう仕組みと組み合わせると面白そう。

チェス盤を使った潜入バトル!

③ではチェス盤を使ったタクティカルバトル。 R中の移動歩数がダイスで決まり、ぴったり移動しなければならないところが絶妙に不自由でいい感じだ。奪取目標のマスにも歩数ぴったりで到着しないといけないのは困ったものだけどね!

↑では分かりやすくバトルと書いたが、実際のところ敵を必ずしも排除する必要はなく。 とにかく奪取目標を手に入れるのが目的なので、各クラスの得意技を駆使して目標マスに辿りつきさえすればok。排除するもよし、誘き出すもよし。この辺りも怪盗らしさ満点。

敵が左右1マス前方6マスの視界を持っているので、それをかいくぐって奪取目標に近づいていく。 これまた体験卓では調査がカットされたので多少行き当たりばったり的になってしまったが、敵の巡回ルートが視覚化されたりするとスマート感が増しそう。

共通アクションは少なめで、移動と近接攻撃以外は事前に技能をセットしておく必要あり。調査・侵入系ばかりだと囮役にしかなれないことも? ーwー<技能はシナリオごとに変えられるので、予測して組み替えるのが肝要かな。インチキな技能も結構あるぞ!

実際のプレイは?

体験卓のPCは、演じる怪盗紳士のエドワードと、僕演じる24代目加藤段蔵。 19歳の女子で、最近襲名したばかりで名を上げんと血気盛んな段蔵ちゃんを、先代とパートナーだったエドワードが見守るみたいな凸凹バディ!

最後は無数の警備員に取り囲まれるもエドワードの用意した気球に飛びつき、「二十四代目加藤段蔵参上!」とビラを撒きつつ華麗に脱出! 最後は判定不要で華麗に脱出演出していいのも優しみを感じるね。

てな感じで、ショートの体験卓ながら、怪盗モノの雰囲気はたっぷり味わうことができました。

怪盗モノに絞った舞台とキャラデータはもちろん、処理自体はシンプルで、配置とままならない移動力に頭を捻れる良きシステムと思いましたよ!

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