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「ゾンビライン」の巻!

2022年9月某日、オフラインにてプレイ!

どんなゲーム?

一夜にしてゾンビの巣窟へと姿を変えた街を舞台に、人々は生き残りを賭け、武器を探し、罠を仕掛けて最後の砦となった家やモールに立てこもる――! ゾンビパニック映画の、特にサバイバル部分にスポットを当てた拠点防衛型TRPG!

ゲーム進行!

進行は朝、昼、夜のパートに分かれ、朝、昼のパートで食料や資材を探したり、警戒したり罠をしかけたりと準備を整え、夜に襲い来るゾンビたちをそれらを使って防衛する、という流れ。 その間もランダムイベントが次々起こってどんどんストレスが溜まっていく。

ストレスが限界を突破するとランダムに暴走したり発狂したり覚醒したり。大体不利だがたまに有利なのも混じってるのが良い塩梅。 また、ストレスが上限回数となって出目操作を行ったりもできる。プレイした感だとそこまで蓄積を忌避しないでも平気かな?

集めた食料や資材を元に工作を行い、武器や罠を自作するあたりが拠点防衛感が出てて楽しい。 PCたちの耐久力は実質2、ゾンビたちはだいたい1、ボスだけ少し高い、という塩梅なので、如何に近づかせずに撃退するかが勝利のカギ。

デバフ前提のバランスが新鮮

罠にかけたり、怒鳴りつける、転ばせるなどのデバフ行動をたっぷり重ねて、身動き取れなくなったところで攻撃、というのがセオリーな感じ。 デバフは最近自作では採用しないことが多いが、やっぱプレイヤーとしてやる分には楽しいアクションなんだよな~。

ちょっと話は逸れるんですが、デバフ、バランス調整難しいんですよ。 「なくても大丈夫」なバランスだとデバフ強力過ぎるんですよね。多少成功率とかで調整しても「かかれば圧倒的に優位にたてる」状況になっちゃって。

「なくても大丈夫」なバランスにするとデバフあると余裕になり。 「あるのが前提」なバランスにするとデバフなしの構成に人権がない。 ……って理由で最近自作ではなるべく採用してなかったんですけども。

「ゾンビライン」の場合は、最初から「デバフをかけるのが前提」というバランスにすることで調整できてる感。 ーwー<基本アクションにデバフかけるタイプのアクションが幾つもあるし、そもそもデバフをかけないと攻撃の命中率が50%にすら全然届かないっていう。この辺り、自作とまったく違う設計思想で興味深かったです。

……あと、GMしてるとデバフされるとやっぱうざったく感じる(PLに乱発するのは気持ち良さを削ぐから自制しちゃうし……)けど、PLの立場だと、デバフかけ放題は正直楽しいんだよなぁ。

追記!

ランダム表が充実していて、キャラ作成からゲーム進行までほぼほぼランダム表で進めることができる(ゾンビビデータを用意するくらい?)など、遊びやすさも追及されていてさすがの円熟ぶりを感じるシステムでした。

何より全Pフルカラー+豊富な画像と多彩なレイアウトの美麗さがヤバ過ぎ。 1項目ごとに専用レイアウト用意するのはやりすぎでしょ? 同人TRPGレイアウトの極致の一つなので参考にするとよいかと。

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