“赤ちゃん”だった、2021年。
新年あけましておめでとうございます。晴れやかな元日。
ここ数年ずっと温めていた、しなもん|Cinnamonとしての過去作品のアーカイブプロジェクト。その第一弾となる、工藤直子さんの詩集『のはらうた』の詩画集がようやく完成にこぎつけ、これから売っていこうと思った矢先にコロナの荒波が押し寄せたのが、1月。
7〜8月には、長年の知己であるイラストレーター北村範史さんの誘いにより、『のはらうた』関連作品をグループ展で初披露し、1月を超えるコロナの嵐の中、知人やお世話になった方など、予想を超える多くの方にご覧いただきました。
イベントなど大きな広がりの手段が見えない中で、東京、山口など、いくつかのお店でも商品を取り扱っていただきました。なかなか感謝の気持ちをこまめに表すのが得意ではありませんが、この一年に出会ったり、応援してくださった方、様々なかたちで活動を支えてくれた方々に、心から感謝しています。
年の瀬には、2012年に背景画像を担当した、ケロポンズの「エビカニクス」MVが1億回再生を突破、といううれしいニュースもありました。
苦しさや悔しさ、空回りなど、思うようにいかなかったことも含めて、1年365日が、2年にも3年にも感じられるような長い時間に感じられました。娘が生まれて、仕事のかたわら妻と共に子育てに取り組んだ最初の一年(0歳の頃)がちょうどそんな感じの時の流れでした。2021年はイラストレーターとしての活動に再び目覚めた自分にとって、“赤ちゃん”の時間だったんだなと思います。一年目、ではなくゼロ年目。
失敗も含めて様々なデータが獲れた一年でした。めげず焦らず種まきを続けていきます。品門堂本舗としては、もっと多くの人々に、買って良かった、買ってみたいと思えるような喜びを提供したい。いろいろ考えてます。手も動かします。次の次のことも、ゆっくりと考えています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年元旦
しなもん|品門堂本舗|下山ワタル
「hope」
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