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最近観た映画 「君たちはどう生きるか」

ゴールデン・グローブ賞を取って、また最近話題になっていますが、私はつい最近、やっと観に行きました。宮崎駿監督の最新作。口コミを見ると、かなり賛否両論で、すごくよかったという人と、意味不明、という人に別れる感じみたいですね。私は、好きでした。なんだか駿ワールドが違う次元に行ってしまった感じで、確かに意味不明だと感じる方も多いだろうな、と思う部分もありました。ストーリーの一貫性という意味では、あまり高くない。でも、全てストンと腑に落ちなくてもいい(落ちるべきでない)映画だという気もするし、だからこそ観終わって考えるとこが沢山あるのかな、と思います。観ている時も、比喩なのだろうな、と思われるとこを考えながら観るとなんだか脳みそが疲れた感じもありました。過去の宮崎作品へのオマージュも沢山出てきます。

一番強く感じたのは、宮崎監督はすごく「死」を意識してこれを創られたのではないかということ。だからこそ、このタイトル。死を意識すればするほど、生きることがテーマとなる気がするので。このタイトルの本は若者を意識して書かれたと理解していますが、どう生きるか、って、歳とればとるほど考えてしまうトピックのようにも思います。

さて、宮崎監督はまだこれから映画を撮り続けるのか?度重なる引退劇に、誰も彼が本当に映画を撮るのをやめるとは思っていない気がしますが、私はまだまだ観たいなー、と思います。やっぱり彼は手塚治虫と並ぶレベルの天才だと思うので。。。


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