年始にあたって。
あけましておめでとうございます。年が明けてしまいました。「しまいました」と感じてしまうのは、月並みですが、2023年めっちゃ早く過ぎたなー、と改めて思うから。2022年ほどひどい忙しさはなかったものの、あっという間に終わった気がします。。。悪い1年ではなかった、かな。
元旦なので、やはり「1年の計」を考えるべきなのでしょう。あまり大したことは考えていませんが、できれば何か新しいことを系統立てて勉強したいと思っています。去年は尊敬する東畑先生の心理学の連続講座を取っていたりしたのですが、今年はもう少し違う分野で、もう少しヘビーな勉強量のものにチャレンジしようかと。あたりは付けてあるのですが、入学できるかわかりませんので、まだ発表はしません。。。
大好きなしいたけ占いによると:2024年上半期の仕事面でのあなたのテーマは「二つの世界を広げていく時」です。2024年上半期の天秤座は仕事面においても「勉強と学習」がかなり大きなキーワードになっていきます。この時期のあなたは、「何かを長時間、コツコツと勉強をする」みたいなこともやっていくのですが、「自分とは違う分野に生きる人の話のエッセンスを、瞬間的にパッとつかむ」など、瞬間把握能力がかなり増していくのです。
とあるので、そういう流れなのかもしれません。
あとは、これは心のありよう、みたいな漠然としたことにはなりますが、去年に引き続き、できるだけ好きなこと・ポジティブになれることに時間と労力を費やしたいです。去年びっくりしたことの1つに、私のことを全く知らない、面と向かって話をしたこともない人に、突然人格を否定されるような一方的な攻撃を受けたことがありました。この方が個人的に抱えておられる問題を私に投影したというだけのことだったと思うのですが、私にとっては暴力としか感じられず、フラッシュバックが起こったりして、しばらく苦しみました。この経験をしてから、今までよりも更に、悪意に満ちた人たちからは距離をおきたいと強く思うようになりました。意見が違う方と対話をする意義は強く感じていますが、暴力的な態度を取る方達に対峙するエネルギーはないです。まあ、仕事だとそういう交通事故みたいな事件も避けられない時はあるとは思いますが。。。
で、好きなこと・ポジティブになれることと言えば、推し活です!去年は、ジャズ・ピアニストの小曽根真さんとシンガポール人の指揮者のカーチュンさんのコンサートに通いました〜。小曽根さんは、ジャズで世界的に知られているのですが、クラシックも弾けるのです。しかし、モーツァルト弾きながらジャズっぽいアレンジしちゃう、みたいなこともやる。まさにジャンルを超えていくアーティスト。しかもここ数年は若手の育成にめっちゃ力を入れていて、それも弟子を可愛がるという感じでは全然なく、若手もひとりのアーティストとして尊敬しているというのがすごい。神戸出身なので、実はトークもめちゃ面白いのですが、コンサートとなるとあまり喋りは入らないのが残念。。。
カーチュンさんは、去年の1月にふらっと行ったコンサートで、あの映画ゴジラの作曲で有名な伊福部さんの「シンフォニア・タプカーラ」を振っていたのを聴いて、惚れ込みました。この曲はアイヌの文化をテーマにしたものなのですが(伊福部さんは北海道出身)聴きながら、アイヌの人々が踊っている姿がばーっと目の前に現れてくるような経験をしました。10月に彼のマーラー3番を聴きに行った時も、終盤、オーストリアの山の風景が鮮やかにたちのぼるのが見えた感じに襲われて、あまりの美しさにボロボロ泣いてしまいました。彼は日本の作曲家の曲を積極的に取り上げているのですが、すごく作曲家への敬意を感じます。演奏の後、観客席の方に楽譜を両手で高く持ち上げて見せる仕草とか。去年、日フィルの首席指揮者に就任されたので、今年も聴く機会が沢山ありそうで、楽しみです。っていうか、既にチケット買ってますー。
それから、金川真弓さんというヴァイオリニストも、お気に入りです。ベルリンベースの方なので、日本でのコンサートはあまり沢山はありませんが、見つけた時は聴きに行ってます。彼女のヴァイオリンの音は私には何故かとても特別に聞こえて。なんというか、音の中に彼女の音楽への愛がものすごく濃く入っていて、まさにポジティブなエネルギーで満ち満ちているように感じます。今年の聴き初めは、彼女がブラームスの協奏曲を弾くコンサートになる予定。とっても楽しみです。
この他にも、前述の北川フラムさんまわり(芸術祭に関する連続講座や、今年実施の「大地の芸術祭」)も引き続きフォローしたいし、平田オリザさんの演劇ももっと観たいし、やりたいことが沢山ー。ちょっとづつ、仕事を頑張りすぎないようになってきた(かな?)のも、こういう楽しみのおかげです。ご縁に感謝。という訳で、今年も「ええかげん」に頑張ります。
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