おかえりなさい、本来のわたし【ライフログスクールを終えて】
ずっと、モヤモヤしていました。
正体がはっきりと分からないモヤモヤは夏ごろからだんだん大きくなり、同時にうまくできないことが増えていきました。そのせいでまわりの人に迷惑をかけてしまったり、悲しい思いをさせてしまうこともありました。
このままでは良くないと思いモヤモヤに向き合った結果、その正体の一部が分かりました。
わたしは「社会にどんな価値を提供したいのか」「何を軸に生きていきたいのか」「何を大切にしたいのか」を、うまく話せないことが嫌で嫌でたまらなかったのです。
答えを見つけるために今まで内省を繰り返してきましたが、いつも納得感がなく、正直どうしていいか分からない状態が続いていました。
そんなときに耳に入ってきたのが、ライフログスクール8期生募集の知らせです。
今日は、モヤモヤを抱えながら参加したライフログスクールで気づいたことについて書きたいと思います。
(講座は11月に修了したので時間が経ってしまいましたが、2022年内に投稿できてよかったです……!)
思い込みで隠されていた本当の自分
【わたしの思い込み】
以前、こんなnoteを書きました。
「スペシャリスト」
「趣味の幅がせまい」
「やると決めたら割と最後まで突き進む」
なんでもかんでも興味を示すわけではない。そして「気になる!」「…これだ!」というものに出会うと、深くのめりこむタイプ。年単位でハマるものも多くあったし、飽き性とは真逆の位置にいる人間だと思っていました。
【ライフログが物語る本当の自分】
ライフログスクールDay1「人生の棚卸し」では、ライフトピックとそのときの感情をこれでもかと書き出します。
そのライフログが物語っていたこと。
それは、これまで夢中になってたくさん時間を費やしたものもあったけど、それらが最終的にどうなったかを追ってみると、別のことに興味が移ることで熱狂の終わりを迎えていたんです。
のめり込んだ結果、とことんやり込んで「きちんとした形」になったものはほとんどない。
全然、スペシャリストじゃないんですよね……。
「あれもこれも気になる!」とはならないからこそ、自分は好奇心が弱く、限られたことしか興味が持てないのだと思い込んでいました。
この思い込みが「いろんなことをやってみたい」という好奇心に蓋をして、自ら視野を狭めていたとも知らずに。
この答えがやっと分かりました。
本来の自分は、なんでもかんでも興味を示すわけではないけど、一つのことに縛られずにいろんなことをやってみたい人なんだと。
思えば、今までに興味を持ったものはたくさんありました。
明奈さんとの個別カウンセリングでこのことに気づいてから、いろんな感情が混じった涙が出てきました。
「あぁ…思い込みって怖いな…」
「ずっと疑ってこなかったから、過去の自分が間違っていたのを認めるようで悲しいな…」
「でも、広い世界を見ていいって許された感じがする」
「なんだか解放された感じ」
ライフログスクールにおける、わたしにとっての着地点が見えはじめました。
わたしの意思表明
ライフログスクール最終日では、全員が2分半の意思表明をしました。少し恥ずかしいですが、わたしが話したことをここに書き残します。
これが現時点でのわたしの在り方です。
この宣言を機に、Twitterのアカウント名を「Erina | Writer」から、まっさらな「Erina」に変更しました。ライターであることに変わりはありませんが、自分を縛りつけないようにするためです。(時間が経ったら違うものが後ろについているかもだけど)
キャリアはいわゆる山登り型でないといけない。無意識にそう思い込んでいたからこそ、「社会に対してどんな価値を提供するか」が見つからないことにひどく苦しんでいました。
でも、川下り型という考え方があることを知り、今はそちらにシフトしています。
チェックポイント(小さなゴール)は設定してもいいけど、明確な目的地(最終ゴール)を定めずに、興味のままに進んでいく。
「どんな形で、どんな価値を社会に提供したいか」を見つけるには、まだ冒険も経験も足りていないからです。
本来の自分とともに、このことに気づけたのは本当に大きなことです。
そして、ライフログスクールを経て、少しだけ自分のことをしっかりと話せるようになりました。わたしの在り方を聞いてくれた人たちは「もっと身軽に動いてみなよ!」「これからが楽しみだね!」と応援してくれたり、「こんなことに挑戦してみるのはどう?」と提案をしてくれたりします。
素敵な人たちに囲まれていることはもちろんですが、自分の言葉で自分のことを話せるようになったのが、嬉しくてたまりません。
わたしの好奇心センサーにひっかかることはお約束できないのですが、「これやってみない?」というお声がけもお待ちしています!
一年後、いや半年後。
わたしはどんな世界を知り、なにを見ているのか。
もちろん不安もあるけれど、楽しみの方が大きいです!
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