当たり前。

一昨日造影CTの検査を受けた。
大病をした後の経過観察のため。今回で3回目。
帰宅してから動けないほど具合が悪くて食欲もなくただ寝ているしかなかった。次の日も、そして今日も、まだ本調子にはならない。
そういえば昨年も治るまで1週間はかかったよなぁと思い出し諦めてこの体に付き合っていくことにした。

忘れかけていたけれど、術後の身体はいつもこんな具合で、当たり前に出来ていたことが突然出来なくなってどうしていいのか分からなくなり落ち込む。その繰り返し。
元気で過ごせる毎日は本当に有難いものなのだなと再認識させられた。

コロナで今の社会が一変してしまったけれど、今まで当たり前だと思っていたことは、本当は多くの人の努力の上で繋がって成り立っていたのだと思っている。病に伏して働けなくなった時、外で買い物したり出かけられるようになったりして働く人々に触れるたびにそう感じていた。

コロナがいつか収束するときは必ず来ると信じている。だから、そうなる前に、これからのことをたくさん考えておきたいと思う。多くの人にも考えて欲しいとも思っている。今までの当たり前が、本当に必要なのか。そしてこれからを生きるために何が必要で、どうしたらよりよく生きられるのかを。

311を経験して、生き方やものの見方、考え方がいろんな体験を通して変化したように、一つ一つを教訓として行かなければ、未来は見えなくなるばかりだと思う。
柔らか頭で構わないから、楽しそうなことから想像して考えていこうと思う。

希望を捨ててはいけない。
諦めたらそこで終わり。
希望があれば生きることができるから。
苦境にあっていても、ほんのわずかな光さえあれば、そこは温かい場所にしていける。

場をつくること。

改めて考えさせられます。

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