感情のブロックを外す

311から10年が過ぎ、いい加減前に進んでもいいんじゃないかと思い始めた頃、自分の心と頭の中の時計が随分停止していたことを思い知らされた。ずいぶんショックが大きかったんだろうな。元来持っていた優しさやコミュニケーション上手な面がまるで別人のように心配性過ぎて感情のコントロールがうまく出来ずに白か黒かと突きつけるような、そしてすぐ落ち込んでしまうというやっかいな性格になってしまっていた。(;^_^A

再就職して1年が過ぎ、少し生活も安定したこの頃。まだやっかいな性格はそのままだけれど、この頃本をよく読むようになったお陰で少しはマシになってきたと思う。(あくまでも自己評価w)

あれはしちゃいけない、これはダメ、まるで自信が持てない、そんなマイナスな気持ちばかりだったけど、感情を平らかにして鈍感力を取り戻し始めたら、周りの感情に振り回されないようになってきたから自分の心を守ることが出来るようになってきた。そうそう、こういう人だったのよ、私(笑)
そしたら家でも気持ちのゆとりが出来てきて、この1年は仕事から帰るとひっくり返って寝てしまうほど疲れてばかりだったけど、週末は仕事を忘れてリラックスできる時間が少しずつ増えてきたのだ。するとやりたいと思って手が付けられずにいたものや部屋の片づけが進むではないですか!wこの連休はクローゼットの片づけで終わってしまったけれど、最終日は好きなどうで荘の動画を観たり、大河ドラマ鎌倉殿の13人動画を観たり、kindleで本を読み漁ったり、と1日夏休みみたいな過ごし方をしてのんびり出来ました♪

その中で、嬉野さんの「ただばたらき」っていう本がkindleで読み放題だったので思わずポチり読みふけりました。そこには奥さんの話が赤裸々に綴られていて。大腿骨骨折までするような九死に一生を得る事故にあったというのに、治療のあと、痛みを堪えながら大好きなバイクでツーリングをして、そのうちに骨折していた骨もくっついたと書かれていたのを読んで衝撃を受けました。きっと自分ならあきらめてずっと寝たきりになってしまったかもしれないと思うからです。

でもその話を読んでいて、やりたいことは諦めずにチャレンジしてなんでもやっていくことが楽しみにつながって結果、いい方へ進めることもあるんだなと感じて少し勇気をもらいました。私は大きな病気を2つしていますが、運よく治療出来て普通の生活をするのには支障がないくらい元気になれました。でも、どこか自分でそれ以上は出来ないと、ブレーキをかけています。今もずっと。怖いんですよね。若いころみたいに無理が効かないことがわかっているから。
やりたいことも諦めてました。でも、どこかで夢を捨てきれなくて、過去の自分をそのまま放置して感情に蓋をしてきました。だからずっと中途半端な気持ちが拭えなくて。今も気持ちが宙ぶらりんでした。そんな自分の事は気が付いてはいたけれど、知らないふりをし続けてこんなに時間が経ってしまっていました。

やれるのに。出来るのに。

だから、無理しすぎない範囲でこれからはもう一歩外に勇気を出して進んでみようと思います。
人生は短い。1度きり。来年50歳になっちゃうよ(笑)
世の中は年々不安定さを増していくけれど、どんな環境であれ生きなければならないのだから、楽しんだもの勝ち!
今なら進める気がしています。

今から始めたっていいじゃない。やり直したっていいじゃない。
やりたいことを整理してやってみようじゃないの。
大丈夫。きっと出来る。

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