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ミステリーと共通ルール【2023/02/21】

僕の好きなゲームの一つに『逆転裁判シリーズ』があります。

『逆転裁判』シリーズには、“本格ミステリ”という一貫したテーマがあります。
ただ、霊媒師のキャラクターが出てきたりと、ミステリーとしてフェアなのかと思える要素も入っています。
そんな『逆転裁判』の生みの親であるゲームクリエイター・巧舟氏は、下記のように語っています。

「作者と読者のあいだにルールがありさえすれば、どんな世界でも成立するのが本格ミステリ」

つまり、両者に共通のルールを明確に定める必要があるのです。
そのルール上でミステリーが展開されるからこそ、謎を解き明かす楽しみであったり結末への納得感が生まれるのです。

上述した『逆転裁判』の霊媒要素も、『逆転裁判2』からはあえて霊媒を使った本格ミステリを目指すことで、
「この世界には霊媒が一般的な要素として存在する」というプレイヤーとの「共通ルール」を生み出しました。
これは仕事に置き換えても同じだと思います。

相手の業界・会社の共通ルールを理解し、自分たちだけの共通ルールを持ち込まない。
あるいは、自社や業界の共通ルールを「そういうものなのか」と理解してもらう努力をする。
それを意識して仕事に取り組みたいものですね。

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