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【海ならハンターキラー、陸では『T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版』】


『T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズカット版』が公開になったみたいですね。今回はその前の『ダイナミック特別版』を観たときの記事を復刻。

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(2020年2月15日  無人島キネマ・ブログ版 初掲)

ありがたいよね。こういう映画が作られるのがありがたいし、昨年うっかり見逃してたんだけど、26分の追加映像で「ダイナミック完全版」としてまたやってくれたことがありがたい。

昨年『ハンターキラー 潜航せよ』って、これまたすっごい面白い映画観たときのことを思い出すんだけど、書こうと思った感想も読み返してみたらほとんどハンターキラーと同じようなことだった。

言葉にするとバカっぽいんだけど、とにかく「ゴツくて大きい物体が戦う」っていうことがもう、本能的に快楽なんだと思ってる笑。巨大ロボットアニメを観て育ったからそういう性癖なのかもしれない。僕がプロレスで一番燃えた試合は、長州力と橋本真也がリキラリアットと袈裟斬りチョップを延々ぶつけ合った試合だ。

あと「戦う」という要素についても、昨年のハンターキラーに同じく「ロジカル」に勝負が決まっていくのが面白い。兵器を操る人の才能とか技術とか気合というような「フィジカル」で勝負が決まるのではなくて、例えば潜水艦や戦車の戦いって、戦略とか作戦とか心理戦みたいなロジックで展開していくからハラハラするし上手くいったときのカタルシスが気持ち良い。

特にこのT-34という映画の中では、味方の戦車と敵の戦車の「性能差」に関する言及が全くない。ということはつまり結局、人間vs人間の戦いになっていってアツい、ということ。本作のラスボスと言うよりむしろライバルキャラと言ってもいいイェーガーというキャラがむっっちゃ良かった。だから余計に主人公vsラスボス(≒ライバル)戦の展開と顛末に血がたぎったよね。

むかーし初代プレステでやってた「フロントミッション」ってゲームがやりたくなった。


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