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終わったのかな。始まってもいないよ。

長梅雨にはずいぶん鬱々とさせられたけど、明けたら明けたで毎日暑い。

家を一歩出たら生命の危険を感じるって、いよいよ「NEW戦時中」の様相。

何と戦ってるのか。ウィルスなのか、政治なのか、マスメディアなのか、ネット社会なのか。敵はよく見えてないけど、誰かの戦意は確かにそこかしこに充満してる。

うずうず渦巻いた怒りに巻き込まれないように、自分は気をつけてるつもりでいる僕が、うっかり「怒ってる人」に対して怒っていたりする。やばいやばい。

戦ってる場合じゃなくて、自分の精神衛生守らなきゃいけない。そんな時は、昔見た『3年B組金八先生』で知った、茨木のり子という人の詩を思い出すようにしてる。

自分の感受性くらい自分で守らないと怒られちゃう。

でもホントに、感受性っていうか、自分の人間性は、意図して守ろうと意識してないと、後ろから膝カックンされた時くらいの脆さで崩れてしまいそう。気をつけたい。

『半沢直樹』観てると、出てくる人出てくる人皆盛大に怒ってる。堺雅人と香川照之が手分けして、日本中の怒りを代わりに排泄してくれているのかと思うくらい。なるほど観終わった後はなんだかスッキリしてる。

気がつけば今年の24時間テレビも終わったようで、毎年それを合図に「あぁ、今年の夏も終わりだな」と思うんだけど、今年はその感じがない。「まだ暑いから夏の終わりの感じがしない」んじゃなくて、今年は暑いだけで「夏ではなかった」という感じ。

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