第42回 劇場版ファイナルファンタジーXⅣ 光のお父さん　（2019年　日本）　父と子はゲームの世界で旅をする

突然会社を辞めた父。無口で取っ付きにくい仕事人間の父とは暫く会話さえない息子。自宅で何もすることがなく、元気もない父に息子は子供の頃共に遊んだゲーム「ファイナルファンタジー」のオンライン版を勧める。

オンラインで見知らぬどこかの人と架空の世界で共に旅をすることに生き甲斐を感じるはじめる父。

自分の存在を隠し、女性のキャラクターになり架空世界で父をサポートする息子。

父と息子は現実世界では距離があるがファイナルファンタジーの世界では共に魔物を倒すチームメイトであり気を許せる仲間となった。

ゲームにハマり元気を取り戻した父。生き生きとしたその父の姿を見て喜ぶ家族。

しかし、父には会社を辞めた衝撃の理由があった。そして・・・

仮想世界で父親は冒険仲間の頼りにしている女性が自分の息子とは知らないところ。父と子が仮想世界では隔たなく会話ができるところ。ゲームを通じて息子は父と会話をする。これが新しく、また面白い。

特に父親役の吉田鋼太郎がハマってる！

ゲームの世界でしか、会話ができない親子関係に寂しさは感じるが、ここからスタートでも良いのだろう。

★★★☆ 3.6点

次回第43回は

ゲーム繋がりで、日本のゲームを原作としたアメリカアクション作品「バイオハザード」をピックアップ！