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元町映画館発!音楽好きも楽しめるリモート短編『アワータイム』配信開始〜緊急事態宣言Day34

 緊急事態宣言発令後、いよいよ兵庫県でも正式に自粛要請がでるまで営業を続ける道を選んだ元町映画館。4月10日、臨時休館前の4月営業最終日に私は元町映画館でアニエス・ヴァルダの『ラ・ポワント・クールト』を鑑賞した。その時映画館の受付にいた元町映画館のスタッフりょうちゃんこと、石田涼さんともしばしの別れの挨拶をしたのだけど、その彼女が企画、脚本、そしてキャスティングをし、元町映画館支援の「オンラインチアシアター」を開催した映画チア部と連携し、リモート短編を作り上げたという。

 元町映画館で開催しているMOOSIC LAB(若手監督とミュージシャンのコラボレーションによる映画制作、上映)で今夏公開予定の安楽涼監督作『追い風』主演のDEGが映画館でアルバイトをする大智役で出演。他にも、先日主演作の松本大樹監督のリモート短編『はるかのとびら』が配信開始したばかりの津田晴香が、中学時代の同級生役で登場。同級生のリモート飲み会の話は、リモート短編でよく見る図だが、そこに乱入者が入ってくるのがこの話のミソ。乱入者パート以降はワンテイクで、その乱入者がびっくりするぐらいクセもの。どうリアクションするのかも非常に面白いし、乱入者自身にも興味津々。そして最後はほっこりするという半ばからジェットコースターのような展開で30分弱があっという間だ。何度も見るうちに、ひとりひとりのリアクションや表情をつぶさに観察する面白さも生まれる、若者のパーティーに自分が乱入したような30分弱。休館中でも面白いことを!という気概もええ感じ。ぜひ、ご覧ください!

元町映画館✖︎映画チア部制作のリモート短編『アワータイム』

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