Twitterで紹介したDVDネタ集①

過去のツイートを掘り返してまとめてみる。


・「マニアック」初版DVD

ジョー・スピネルの「マニアック」。初版DVDは松竹ビデオ/ニューラインからの発売。予告編が後発のエクリプス/角川盤Blu-rayより倍収録されてます。
Blu-rayに入らなかったのはフランス版予告編、ドイツ版予告編#2、イタリア版予告編、そして日本版予告編。特筆すべきは何といってもかっこいいタイトルがサヴィーニ兄貴の脳梁とともに飛び出す日本版予告編。それから退色しまくってもはやセピア色なイタリア版予告編でしょうか。
まあ、基本的な編集は他のバージョンとかぶってたりするので、最低限Blu-rayに収録された4編だけでも網羅できてるといえば出来てるのですが。

ちなみに、この初版DVD所収の「ポスター&フォト・ギャラリー」に、直前で差し替えられたタイトル「ギャル・コレクター」を用いたポスターの画像が収録されてて泣けます。

・「夕陽のギャングたち」コンプラアウト字幕

ツイートにはタイトル書いてないですが、「夕陽のギャングたち」。スティングレイの英語版DVDでは「ホモ野郎」としているのがBlu-ray(FOX)では「クソ野郎」になってました。DVDとしてはFOXから発売された「夕陽コレクターズBOX」収録盤もあるけどこちらは未確認。まあBlu-rayと同じでしょう。
どっちが本来の意味合いに近いのかなのですが、このセリフは英語版でも別言語(多分伊語)になっている上、英語版字幕でも"[MAN CHATTING]"としか出ないので私の少ない知識ではわからず。ただし、「イタリア語台本が権利元からもらえなかったのでイタリア語に精通している人に聞き取ってもらって字幕を作った」スティングレイのイタリア語完全版(注1)でも「ホモ野郎」と訳されているので前者の方が近いんじゃないかと予想しています。

(注1):出典↓

・「死霊のえじき」の音声差し替えの件

 「死霊のえじき」のニューマスター版Blu-ray(是空)が発売された時に話題にした件。実は最近のマスター(2003年の米アンカーベイDVD以降らしい)では劇場公開版から一部セリフが差し替えられてます。

えじきのDVD/Blu-rayの音声仕様をズラッと並べると、
・「最終版」DVD(JVD):モノラル音声収録
・「完全版」DVD(ハピネット):2.0ch、5.1ch音声収録
・Blu-ray(にっかつ):6.1ch音声収録
・ニューマスター版Blu-ray(是空):2.0ch、5.1ch、6.1ch音声収録
といった具合なのですが、ニューマスター版の2.0ch音声以外全部差し替え音声ということが発覚。オリジナルと思ってさんざん見てたハピネット版DVDの2.0chすら差し替えられていたとは…。

ちなみに海外サイト情報(上記ツイート3枚目参照)では、この差し替え後音声の初出はJVDの「最終版」DVDということになってます。

・TV放送時のテロップを再現したソフト

2018年のツイート。「BTTF」のBlu-rayはテレ朝版吹替再生時にTV放送時のテロップ(ツイートの画像参照)を再現してくれます。
こんなソフトが他にも欲しいなあと思っていたのですが、「思い出の復刻版」DVDや「吹替洋画劇場」のようにTV版マスターをそのまま収録しているものを除いて、TV版テロップを再現してくれる作品は結局2021年現在に至るまでこれのみ。
…と書いてて思い出したのですが、スティングレイの「空の大怪獣Q」のBlu-rayも同じようなことしてました。とはいってもキャスト名とかではなく、歌詞のテロップ。劇中で主要人物がピアノで歌を歌うシーンがあるのですが、吹替用字幕ではその歌詞をTV放送時のものに差し替えてくれます。これはうれしい。

・「ゴッド・アーミー 悪の天使」の字幕誤字

「ゴッド・アーミー/悪の天使」日本公開版の冒頭のシーン。「使」ではなく「使」です。同じミスを最近「ヒッチャー」でもやったそうですが、Blu-rayでは修正されました。

これだけの紹介だとただのいちゃもんつけなので、ちょっと補足。
本作のセル版は、日本公開版と全米公開版「プロフェシー」との2枚組で発売(レンタル版は前者のみ)。編集やCGの有無に差異があるのですが、実際のところ画郭(日本公開版はビスタサイズ、全米公開版はシネスコ)や色味なども双方で違っていてなかなか見ごたえがあります。特に日本公開版はフィルムライクな画質になっていて素敵。惜しむらくはVHS版日本語吹替(小川真司ウォーケン…)が未収録だったことですが、これはBlu-ray発売時を期待して待ちましょう。

・夢

これはどうでもいい話。こういう夢を見たことがあります。
なんでこの話をしたかというと、「劇場版 世紀末救世主伝説 北斗の拳」のDVDが本編はHDリマスターされてるけどラストの数分のみビデオマスターでそこだけ画質が悪くなるという仕様だったので、ふとこの話をしたわけです。
こういう、「原盤がないので画質が入れ替わります仕様」のソフトといえば、「ダイヤモンドの犬たち」IVC版DVDの日本TV放送版エンディング(隠し特典で本編組み込み再生できる)や「コミック雑誌なんかいらない!」の日本公開版のみのシーンなんかが思い出されます。
ただし、「北斗の拳」はHDリマスターされた劇場公開版のEDもマルチエンディングで収録(注2)、それから「コミック~」はデラックス版を買うと海外版(日本公開版のみのシーンをカットした仕様)で再生できるので、画質が切り替わらない状態で見れます。

(注2):劇場公開版ラストは初回限定版のみの収録…らしいのだが、初回限定版じゃないこのソフトを見たことがない。


おしまい。

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