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夏の終り、アートの町クアリカムビーチ

お父さんのパートナーUさんが、Qualicum Beachに連れて行ってくれた。
なんでも彼女の高校時代の親友が個展をするので数年ぶりに行くということだった。その方は、クアリカムビーチ出身なのだが、コロナのせいで、全然往来がなくなってしまっていたそう。

実は私の友人がその町で働いているのだが、車がないと実に不便な町で、バスだとナナイモから2時間かかってしまう。私も、バスを使ってナナイモに行くと高速バスで40分かかってしまう。バス停までもチャリで25分かかるからトータルで3時間!だから、行くのは今回初めて。

車だと、ハイウェイ19一本で約1時間で到着。

こぢんまりとしたダウンタウン
友人のアトリエへ向かう

おやおや、ビーチじゃないのかい?といぶかりながら、町の外に広がる森の中の道を進む。実は、木々に隠れて住宅地があるのだが一軒一軒の敷地が広くて、全部が森の中の一軒家に見える。

この方の個展

てっきり町のアートギャラリーでやるのかと思ってたら違った。自宅を開放して実施。芸術家のご自宅らしく、瀟洒な一軒家。お庭とかデッキがなんともおしゃれでこんなおうちに住めるなんてなんとも羨ましい。なんでも、両親がイタリアからの移民だったそうで、一時帰国していたときに描いたベニスの絵が多かったですね。絵やグッズの販売もしていたのですが、大きな作品は少なかったですね。ポストカードも販売していたんですが、印刷がイマイチでせっかくのいい色が出てない。海の絵は気に入っていたのですが購入しませんでした。ダウンタウンでもなく、それほど大きく宣伝している様子もないのに、次々とお客さんが来ていたのに感心しました。カナダはアートに興味がある人が多いんですね。


ダウンタウンのアトリエ兼ギャラリー
この町ができた頃に作られた古い学校の建物を使用

中は展示スペースの他、画家やアーティストの工房になっていて、制作の様子を見学したりお話することができます。楽しい!

いろいろな画風のアートがあって興味深かったです。作品やセンスのいい陶器などの販売もしているので、立ち寄ってみるといいかも。

街の中心部

ダウンタウンの散策にでかけます。建物がとてもかわいらしくきれいです。

スーパーなどが入っている建物
シアター。ピンクのタイルがレトロ
可愛いお店。キッチンツールを扱っているようです
猫車までもがおしゃれに見える
サンドイッチ屋さん

サンドイッチを買って、ビーチへ。中はレストランになっている。

満潮で波がすぐそこまで来ていました。干潮のときはかなりの砂浜が露出するようです。
波というものを久しぶりに見ました。ここも内海なのですが、レディスミスに比べると島や入り江が少ないので波が立つようです。
ビーチの一部整備されていました。向こうに見えるのはINN
ビーチに接してる海の家、のようなINN

海水浴シーズンは、混雑してたのかなぁ?

アイスクリーム屋さん、この日が今シーズン最終営業日

まだ暖かい散歩日和でしたが、このアイス屋さんは今シーズン終了。ソフトクリーム美味しかったなぁ!

なんとものどかでのんびりした感じの街です。落ち着いて暮らしたい人にはぴったりかもしれません。
ですが、家の値段が高いそうです。BC州全体的にそのようですけど、どんどん値上がりしてるとか。Uさんはダウンタウン近郊の建売住宅(のように見える)を指しながら「この辺の家はミリオンよ!」と言ってました。
Uさんのお父さんはレンガ職人だったので、この町のあちこちにお父さんが建てた古い建物がたくさん残っていました。街の発展とともに成長したUさんたちですが、今は家族の誰も住んでいないそう・・・

ひどい住宅不足と家の価格高騰のため、住むところがなくて困っている人が大勢いるのですが、土地はずいぶんあるんだけどなぁ・・・
日本だったら、5,6軒家が立つような敷地に一軒家がポツン。
でも、大工さんも不足してるから日本みたいに半年ぐらいで家建てちゃうってわけにいかないのか・・・うちの排水の工事、半年前に発注したそうですけど、ようやくこの前来てました。それも、1日4時間くらいしか作業しなくて1週間かかりました。(ついでに、食べたバナナの皮やコーヒーの紙カップまで土に埋めてました!おい!)
人件費も高騰してるから、人も雇えないのかも・・・
日本の医療現場はいつでも人手不足だったけど、カナダみたいにインフラが回らないほどの人手不足は経験したことない。これからどうなっていくのか・・・

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