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カナダでしか通じない単語 トゥーク

「ねえ、トゥクとってくれる?」
散歩の準備をしてたら同僚に聞かれた。
「え、何?」
「トゥーク」
「はあ?」
彼女は自分でdrawerから出してきたのは、ニットキャップだ。
先日、お母さんにも
「テュークとって」と言われ
二度聞き。
だから、キャップとかハットとか言ってよ!

しかも、私にはチュルク(Turk)と聞こえるので、トルコ?何?となる。

とても不思議なので、おばあさんに「チュークとはなにか?」
聞いてみたら、spellingはTOQUEでカナダ人はニット帽のことをTOQUEというそうだ。おばあさん自身も、なぜそう言うのか分からないが、おそらくフランス系カナダ人の言葉から来たんじゃないかという。

Weblio辞書には、婦人用の帽子との記載しかなかったため、wikipediaで調べてみたら、古くは中世ヨーロッパの帽子だったようで、シェフのかぶる帽子もToqueというらしい。

「カナダでは、ニットキャップのことをToqueっていうんだぜ」と息子に、ドヤ顔で教えてやった。まあ、高校生なのでToqueをかぶる場面もめったに無いんだろうが。ついでに、日本だけで使われている外来語の例として
「カステラって昔イベリア半島にあったカステラ王国のことなんだよ」と知ったかしてみせた。息子はCastela王国のことを知らなかったが。

なお、カナダではToqueの発音はトークではなくてトゥーク


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