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打ち合わせや緊急時に英語が使えなさすぎて、自分にがっかり

今日は、栄養士とのミーティングと、クライアントをプールに連れて行くイベントがあった。

栄養士が新しい人になって、クライアントの経腸栄養とサプリメントについてレビューするために来てくれたようだ。

まずは、栄養士(Dietitian)が喋るのがとても早くてたぶん難しい専門用語とかは使ってないんだろうが、ついていくのが大変。早いというか、自然なスピードなんだろう。
*なぜか、PKU(フェニルケトン尿症)という略称のみ当たり前のように出てきた。そんなにメジャーな病気なのか?日本では、看護学校で習ったのと息子の新生児スクリーニング検査の時以来。

・聞きたかったこと:カリウム製剤のボトルに薬品名塩化カリウムと書いてあるのに、なぜか炭酸カリウムと併記されている。それは、なぜか?グーグルで調べたけど、分からなかった・・・と聞きたかったんだが・・・あとで思い返すと「どう違うのかわからない」という英語になってた。まあ、栄養士さんも何故かわからないので調べてくれると言った。

・カリウムをJ-tubeから投与する際の注意点について、薄めて投与とあるが、J-tubeからなのでそんなに大量の水分をカテーテルチップで投与できない。どうしたらいいか? 薄めずに、投与してからフラッシュでもいいのか? 持ち帰って調べてくれるとのこと。

・炭酸ガスが含まれるサプリメントは、消化管に悪影響を与えるかどうか。たとえば、腹部膨満など。自分は、泡が収まってから投与しているがそれでいいのかどうか。クライアントは、腹部膨満気味で逆流性食道炎の症状もある。溶かすとシュワシュワするサプリを1日3回使っている。わたしはガスを抜いてから投与してるんだが、それでいいのか?
ガス抜き・・・なんと言う?

なんか、うまく英語が出てこない。栄養士さんも頑張って聞いてくれたが・・・文法がメチャクチャすぎて質問していて、本当に恥ずかしくなった。事前に聞きたいことをまとめておいたのにも関わらず、実際喋るとなると変な英語しか使えない・・・炭酸ガスとか、塩化カリウムとかもぱぱっと英語が出てこない。情けない・・・

さて、プールで事件発生。
お母さんとスタッフがクライアントをプールに入れる際に、プール用の椅子のパーツが外れてクライアントが床に転落。車椅子からずり落ちて、隙間に挟まれた形になってなかなか脱出できなかった。
自分は、少し離れたところにいたのでその瞬間を見ていなかったが、頭を打ったり骨折でもしたら重大事件だ。すぐさまライフガードが駆けつけ、安全確保の後、水中に誘導して水に浮かべ落ち着くまで様子を見ていた。

・頭部をぶつけていないか、ほかにぶつけたり出血した場所はないかの確認
・ライフガードとのやり取り
・その後の水中でのクライアントの安全確保

溺水したり頭をぶつけたりした形跡はなかったので、誰も慌ててはいなかったが、やはり看護師としては怪我の有無や程度の確認をしたいところ。
また、ライフガードが水から上げて上記確認をしたいと言っていたが、お母さんとしては肢体不自由で意思疎通も困難なので逆に水から上げると観察しにくいと断っていた。車椅子から落ちた時も痛がったりする様子もなかったので、お母さんとしては、びっくりしたが大丈夫という判断。わたしは、その後ライフジャケットを装着させたり、遊泳時、頭を支えていなければ沈んでしまうためスタッフに注意を促したりetc

そういうときの、
「頭が水につきそうだから、もっと上げて」とか
「頸部が左向きで口から水が入りそうだから左側あげて」とか
「わたしが手を離していいか?」とか
逆に、座位にしたいからそっち持ってくれとかetc
もう言葉がなかなか出てこない。
何しろ、クライアントは重度の知的障害と嚥下障害があるので、万が一顔に水が来ても息を止めたり、口を閉じたりできないのだ。なので、危険を感じたらすぐに伝えなければならないのだが・・・

もちろん、スタッフも障害児をプールに入れる経験は豊富な方なのでとても慣れている。それでも、流石に一人では無理だ。

今日は、スタッフ3名とお母さんの総勢4人でプール。すごい大掛かりだ。
でも、この失敗に懲りずに今後も何度も連れて行く予定だ。

今日は、本当に冷や汗ものだった。
用具の点検はしっかりしなければ、と改めてみんな思った。(一応、試しに乗ったり動かしたりしにもかかわらず、本番で金具が外れてしまったのだ。)

失敗してしまったスタッフは、もちろんガックリしていたがなんてフォローしたらいいのか・・・ライフガードにもお礼を言わなきゃだったし(まあ、そこらへんはお母さんがそつなくやっただろう)

勉強不足を痛感した日でした。こんなんじゃ、絶対病院じゃ働けない・・・

そして、ライフガードがどう見ても、わたしより年上のおばあちゃんに見えた。二人いたんだがふたりともシニアの女性。まあ、70歳は超えてないと思うけど、すごいなぁ・・・水泳のインストラクターだそう。

やれやれ、シニア活躍カナダ。
私も、役に立つシニアになりたいものだ。



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