日本人が主導権を握る難しさ
雇用主が、新しい同僚が、主任介護士である私を差し置いて勝手なことをしていると怒り気味だ。
雇用主は私に主導権を握れというのだが、会話のスピードの速さがどうしても遅いので、新人は私に聞くよりも雇用主に聞くほうが早いから雇用主に聞く。今日の予定はこういうことでいいですか?と私が雇用主に聞くよりも先に確認してしまったり、聞かないで行動するのが年長者で先輩である私に対しての礼節に欠けるという。
日本では、先輩や年長者に配慮するのが当たり前だが、カナダではそうでもない。年齢問わず対等であり、雇用主も雇用される側も対等だと聞いている。
日本文化に慣れている私から見たら、いろいろな意味で新しいケアギバーは「図々しい」という一点ですでに私の常識を超えている。でも、カナダ人である雇用主の常識も超えているとは知らなかった。
でも、根っから図々しい人に、あなたのこういう点が図々しいのだから直してくださいね、というのは、日本語でもってしても難しい。
「今日の予定について、アンタが決めるな!」とか
「一つ一つの業務に関してあれこれ質問しないで、おとなしく指示にしたがって!」といえばいいのか?
新人なんだから、こちらのやり方に従ってやってくださいと・・・
ただでさえも、言葉の壁があるのにハードルが高すぎるぞこれは!
文化的背景が異なる、しかもドナルド・トランプみたいな人に対してそれほど、語彙が多くない日本人がスーパーバイズしなければならないなんて。トホホ。
ちなみに、カナダ人(とかカナダ在住の人)たちはトランプ嫌いな人が多いな。
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