見出し画像

Ladysmith Secondary Schoolはとてもいい学校だと思う

<まとめ>
・校長先生がすばらしい。メールや電話一本で、秒で解決。
・メールなどで親への連絡が密
・先生方もきめ細かい
・比較的少人数クラス
・息子の感想は「どっちの学校でもいいんじゃない?こっちのほうが楽」
   理由:1時限が60〜70分程度で長くない、校舎が広すぎなくて移動がしやすい。先生の親切さは、同じ。
・教育委員会の対応は良くない(担当者不在、メールの返事なし、手続きにとにかく時間がかかる)

今学期から、ローカルの生徒としてSecondaryに通い出した息子。去年までInternationalの学生としてVancouverのSecondaryにいました。
そこと比較すると、Ladysmithの学校側の親への対応が抜群にいい。

■ 教育委員会等の事務手続きが遅い、あるいは機能しない(カナダあるある)が、校長先生がすべて解決してくれる
 今回は、Internationalではないので自分で転校の手続きをしたのですが、とにかく教育委員会や間に入る移民向けのNPOの担当者が知識がなかったり、解決能力がなかったりして、転校手続きが進まない。夏休みを挟むと、担当者が不在。結果、手続きに1ヶ月以上かかり、生徒アカウントが無効になっているのが使えなかったりで、学校が始まるまでスクールバスの登録ができなかったりとイライラ。ところが、たまたま英語のクラスの先生からメールが来たので、生徒のアカウントが無効のままなんだけどどうなってる?ってメール返したら、すぐ校長が対応して使えるようにしてくれた。スクールバス問題も、校長が教育委員会に電話して即解決。バスが遅れてきたり、ちゃんとバス停に停まってくれなかったりと日本のようにきちんとはしていないけれど、まあバスに乗れたから良しとしよう。学校に問い合わせメールをしたら、校長が休日も対応してくれたのでびっくりした。
 ちなみに、教育委員会の対応が悪いのはバンクーバーも同じで、私が仕事の関係で残り1ヶ月あまり残して転居する事になったとき、いきなり息子が退学処分になったりした。そういうふうにならないように、事前に相談してたのに「じゃ、明日で退学なんで退学届書いてください」えーーーー?もう、授業殆どないのに退学ですか?マジでびっくりした。事前に課題もらっておくとか、テストの日だけ通学するってことも可能だったのに、一切選択肢なし。6月に退学してすぐに転校手続きできるはずもなく。(カナダあるあるですから)高い金払ってるんだから返せよ!っていいたくなりました。
別に、こっちの学校に転校するのに何も問題はなかったのですが、ほぼ1年頑張ったのに、成績がもらえなかったというのは残念でした。

■ 教科の先生から自己紹介メールが来る
 これは以前の学校ではめったになかったこと。なので、質問もしやすい。

■ Google Classroomで毎週学習の進捗調教や来週の課題を連絡してくれる
 これは、助かる。以前の学校では息子の学習状況がさっぱりわからなかったが、この学校はGoogle Classroomを使っているおかげでどの課題が未提出だとかすぐわかる。先生にメールしてもちゃんと個別に対応してくれる。以前の学校では、メールに返信くれない先生がほとんどであった。

■ 個人面談がある。先着順だが教科の先生とオンラインで話ができる。

■ 校長先生自らチャリティ活動を行っている。日本では考えられないことだが、がん患者のための寄付の一環として、校長先生が学校の玄関で自転車で走った距離に応じた寄付をするという活動をしていた。クライアントを迎えに行ったときに、玄関ホールで校長がアイスキャンディーを食べていたので何やってるんだ?と思ったら、ちょうど走破し終わったところだったらしい。え?本業は?となるところだが、カナダは業務中のボランティア活動はOKらしい。この校長先生は、いつも廊下や玄関にいて、気軽に生徒や親に挨拶している。

https://www.ladysmithchronicle.com/community/tour-de-rock-receives-rock-star-welcome-in-ladysmith/

■ ELLはGrade 10-12
 学生数700名のそれほど大きくない学校だが、留学生は今年50名受け入れているそう。日本人留学生も10人程度いるようだ。前学期の終わりに、International担当の先生が息子のためにtourをやってくださって、日本人学生を紹介してくれた。まさかの、全員女子!真面目そうな良い子ばかりだ。彼女たちは日本人同士でも英語で話しているのよ、と先生も褒めていた。
 息子の学年はまさかの留学生0だったため、息子は普通クラスで勉強している。1年間VancouverのSecondaryにいたおかげで、先生が言っていることはわかるそうだが生徒同士の会話は早すぎてついていけないそう。当然息子の課題は遅れがちだが、先生がきちんとフォローしてくれるとのこと。1クラスの生徒数は20名程度らしく、目が行き届くということだろう。Grade9までは成績は進級進学に関係ないから、来年以降頑張ってもらおうと思う。今期の息子の時間割は、体育、Science, Humanity, Media Arts. Mathは後期にあるようだ。留学生の内訳は不明だが、日本人10名程度、ドイツ、スペイン?などからの留学生がいるようだ。アジア系の留学生はほとんどいない様子。卒業アルバムを見ても、アジア系の学生はほとんどいない。Vancouverとの大きな違いだ。Nanaimo やDuncanに行くとそれなりに中国、フィリピンなどアジア系の人達を見かけるが、ここLadysmithではめったに会うことはない。じゃあ、ここに住んでいる人たちは多様でないかと言うとそうではなくて、First Nationもいるし、スコットランド系、アイルランド系、ドイツ系、ノルウェー系、その他様々なヨーロッパ系の先祖を持つ人が多い。なので、文化的多様性には寛容だ。

https://ls.schools.sd68.bc.ca/

知人によると、Ladysmith Secondaryがいい学校なのは、校長先生の力によるところが大きいとのこと。彼女の子どもたちは卒業生だが、校長先生のことを絶賛していた。日本のように、校長がしょっちゅう異動するようなことはないらしいので、ずっといてくれたらいいなと思っている。

公立のSecondary

■ 息子の感想
 「どっちの学校もカナダ全開!」
 ・生活の便利さを求めるなら、バンクーバー
 ・田舎が好きなら、レディスミス
 ・授業の難易度:Grade8は簡単だった、Grade9になって難しくなった
 ・ELLで英語力が上がったかと言うとそうでもないが、留学生同士の
  交流ができた。
        去年いた学校のELLは英語で英語の授業をするので難しかった・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?