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ノートも鉛筆もなくてOKカナダの中学生

冬休みに入りました。が、1月3日には学校が始まってしまいます。
息子は毎日ゴロゴロしています。
宿題は、なかったようですが締切が過ぎてる課題がいくつかあります。
Google classroomというアプリ?で出てない課題とか、来週締め切りの課題とか親にメールで送られてきます。

息子いわく、Media Arts は学校のPCじゃないと課題ができないからできない。
他のは難しすぎて、期限内にはできないからいい、他にも出してない人がいる、最後の2日間は、バスケの試合(学校主催のバスケ大会があった。希望者は見学し、希望しない場合は謎)で授業じゃなかったから課題をやる時間がなかった・・・だそうです。

日本との大違いにはもう慣れましたけど、授業でPCを使うことが多く、提出もgoogle classroomを通して提出なのでノートと鉛筆を使っているのを見ることがない。

息子
「この学校は、頭いい。鉛筆貸すとき必ず引き換えに生徒のものを預かることになってる。前の学校は無限に貸し出してたから、しょっちゅう鉛筆が足りなくなってた」
どういうことかわかりますか?
学校が、生徒に貸し出す鉛筆を常時準備しているんです。
息子
「そもそも学校に文房具を持ってくる発想がない」
「鉛筆なんて、持ってこないのが前提」
んだそうです。

貧しさで文房具を買えない・・・のではなく、カナダの中学生、そもそも文房具を使わないらしいのです。忘れ物検査があった日本が懐かしい😅

「教科書暗記、読書必須、暗記は書いて覚える」時代の私には、本を読まないとか字を書かないとかとても不安です。
息子はもともと本を読まない子でしたが、カナダに来てからはもっと読んでない。ワールドカップを機に地理の質問をしたところ、スペインとモロッコの位置がわからなかった。地理オタクのわたしにはショックです。
そのくせ、鎌形赤血球貧血症やオランウータンやチンパンジーの血液型は知っている。情報源はYouTube らしいです。

学校でも、動画を見て課題をやりなさいというのが多いです。Media Artsの授業では、AdobeのIllustrator やPhotoshopを使っている。モーションキャプチャーなども作っている。これらは、個人個人がチュートリアルの動画を見てやり方を学んで作品を作るようになっていて、先生は補足説明するだけのようです。

PCで情報収集したり、文章作成するようになってから、記憶力の低下を強く感じる私なのですが、今や音声入力の普及で文字を書く必要性がなくなり、難し漢字も書けなくても予測変換できるため覚える必要がなくなりました。

図書館で本を探して、百科事典で調べて、時間と労力を使って勉強した世代と、手軽にリサーチできて情報量も多いインターネット世代。未来の人々のインテリジェンスはどうなるのか興味深いです。




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