見出し画像

カナダで訪問介護の仕事

派遣会社に所属して、クライアントさんのご家庭や施設などに派遣されて、2時間からまる1日働きます。
バンクーバーにいくつか日系の派遣会社(エージェンシー)があり、日系のクライアントさん向けのサービスをしています。ローカルの会社は無数にあります。

<仕事の内容>
・買い物や掃除、食事の支度
・エクササイズ、トイレ、シャワー介助など
・見守りやコミュニケーション
・クラアントさんが入所している施設や病院に行って食事の世話や介助、つきそい
・施設に臨時で派遣される場合は、施設のスタッフの指示に従って、移乗、つきそい、食事介助、トイレ介助、見守りなど

<メリット>
・スキマ時間に働ける
・たくさんの出会いがある
・カナダのご家庭や日系人の暮らしを知ることができて楽しい
・日本にはないいろいろな調理器具や家電製品の扱いに慣れることができる(巨大なオーブン、食洗機、家に備え付けのバキュームシステム、洗濯機、巨大なベッドのベッドメーキングetc)
・訪問するたび、ものすごく感謝される(ことがおおい)
・普段絶対行かないようなところにも行けるので、交通機関に詳しくなる
・掃除も洗濯も介助も終わり、全く何もすることがない時間がある。つまり休憩?
・カナダの介護医療制度について触れることができる
・一人のクライアントをしっかりケアできる
・施設や病院で働くより、責任の重いケアを任されることがあり、経験が積める

<デメリット>
・移動時間が長く、交通費が支給されないことも多い
・短時間の契約のため、すべてのタスクを時間内に終わらせようとすると大変
・気の合わないクライアントのところにも訪問しなければならない
・基本、一人での仕事になるので孤独
・基本、ビザがサポートされない
・職歴が永住権の申請要件にならないことが多い
・時給が他職種に比べて低い
・派遣形態なので、クライアントの都合によって勤務時間が変わってしまうため、収入が安定しない

■ 個人の感想ですが、やってよかったと思います。人脈もできましたし、学ぶところが大きかった。日系人の皆さんとお知り合いになれましたし。
 学生ビザだったので週20時間までしか働けなかったので、私としてはちょうど良かったと思います。
 私は、日系の会社から派遣されていたのできっちり仕事をしてましたが、ローカルの会社はよくわかりません。見てると、クライアントさんのベッドで一緒に昼寝してたり(日本ではありえないが、ちょっとほほえましい笑)、座ってテレビ見てたり。
 カナダって、施設に入っててもプライベートの介護士を雇ってる人がいるんです。シャワー介助したり、食事介助したり。施設のサービスだけでは足りないんでしょうけど、じゃあ特別そのクライアントに気に入られているのかと思ったらそうでもない(笑)謎でした!
 日本でも、施設や病院で派遣の仕事をしたことがありますが、カナダも頭数合わせのためか派遣会社から来てる介護士がいました。その人達は、日替わりで来て自分の担当が特に決まってなかったりするので、(学生の私と同様)ホールで何もすることがなくて立っている。なので、たくさんお喋りしました。ネパール、エチオピア、スリランカ、フィリピン人などがいました。バンクーバーの小さなデイルームがなんと国際色豊かなんだ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?