息子をバンクーバーの公立セカンダリーに入れた感想
まとめ
・正直高い授業料には値しない内容だが、他に選択肢はない
・ローカルの友達ができない
・どこまで伸びるか、活用できるかは本人次第
・英語がさほどできなくても授業にはついていける
・とてつもなく自由な校風で、息子はカナダ流に馴染みまくり
・保護者は自由に参観できるはずが、コロナの影響で一度も学校に入れず。
親の学校がバンクーバーにあるため、バンクーバーの学校を選んだ。立地、設備、環境問題ない。交通便利、家から徒歩5分。校舎は映画のロケに使われるほど外観が立派。とてつもなくでかい、芝のグランド広々。犬の散歩自由。
Grade8 時間割
前期:1時間目:体育、2時間目:サイエンス、3時間目:ELL(reading)
4時間目:ELL(社会)
後期:1時間目:ドラマ、アート、クラフトか何か 2時間目:デジタルリテラシー、裁縫、? 3時間目:Math8, 4時間目:ELL(writing)
■ 通学方法、徒歩でもチャリでもスケボーでも親の送迎でもなんでも自由、許可もいらない。注意事項なし。
■ Grade8 は単位とかないので、遅刻欠席おとがめなし
■ 宿題 あんまりない
■ 補習授業 いっさいない
■ クラブ活動 入っても入らなくても自由
<息子の勉強>
宿題がないので、放課後はだらだら、教科書がないし、毎日同じ時間割なので時間割揃える必要がないので、朝はギリギリまで寝ている。
高校受験がないので、勉強する必要がなく帰宅してから寝るまでずっとゲームをしている。
<授業料>
親が就労してたり永住権あったりしたら授業料は無料だがInternationalは15000ドル/年。私立もあまり変わらない。
<立地>
メトロバンクーバーの他地域も検討したがあまり変わらなさそう。North Van,West Vanが良さそうだが、住むところが少ない印象。家賃も高そう。
Richmondはまるで中国、Surreyはインド系多い。今後Vancouver Islandに行ってみてどう変わるか楽しみ。
<学校の授業の難しさ>
・Science:原子、中性子などの用語が難しかったがテストまでにはなんとなくわかったよう
・ELL :授業はビデオ見たり、ゲームしたりで勉強という感じではなかったよう。日本人の留学生が数名いて、楽しかったよう。Speechもないし、たまにWritingの宿題があった様子。親には課題など見せない。
先生からの評価では、もっとアウトプットが必要とあり、あまりしゃべっていないんだと思う。
・体育:ローカルの子供たちはあまりスポーツが得意じゃないらしい・・・走るのも遅い・・・
・Math8 小学校の復習をかなり長い間やった後、突然ルートやピタゴラスの定理が始まったらしい。数学の内容が簡単すぎるが、英語がわからないのでこれぐらいでちょうどいいと息子。
クラスがないので、ホームルームなく、クラス担任もいない。
友達は、ELLのクラスでできたが、放課後一緒に遊ぶような友達はできなかった。これは、バンクーバーだからなのかもしれない。
日本でも、それほど厳しい校則がなかったにもかかわらず、息子はカナダののびのびとした自由な学校が気に入り、永住したいと言い出した。
高校受験も大学受験もない、先生も生徒も授業中パン食べたりジュース飲んだりしている。教室が突然変更になっても誰も把握せず、右往左往してる。
先生がしょっちゅう休むので、授業がビデオ鑑賞になる。生徒指導の先生もいないし、ガミガミうるさく言われることもない。日本のようなピアプレッシャーもない。
火災報知器は壊れていて、よく誤作動し、ほんとの火事の時は鳴らなかったけど、大事には至らず。そんなアホらしいエピソードも楽しいらしい。避難訓練に、校長先生も消防車の人も来ず訓話もない。「お・は・し」もない。
息子、「こんなに自由で勉強しなくてもみんなUBCに入っていて、UBCは東大よりも上」と、なめまくっている。(注:みんなではないと思う。たまたま私の知人やその子弟がUBCやSFU出身が多いだけ)
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