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日常会話の勉強になって嬉しいけど、仕事がなかなか始まらないのが悩み

どこの職場もそうなのかはわからないけれど、同僚たちは職場に来ると
「How was your weekend?」「How was your night」とかから始まり、特にWeekendの話となると、こちらも話した後、相手のにも
「あなたは?」
と聞かなければならないので、話が終わらなくて一向に仕事が始まらない。

実は、以前私がほぼ一人で働いていたときは、雇用主も朝は忙しいし、クライアントのコンディションや健康問題の会話から始まっていたので、そういうやりとりはあまりしたことがなかった。
現在、ケアチームが5名にまで増えて、同時に働く人が最大3名にまで増えた結果、上記会話がエンドレスに続く。

この状況が数ヶ月続いたので、
「人に会ったときには、週末どうだった?」と聞くのがカナダの仕事始めの礼儀だったのかと気づいた。
聞かないと逆に失礼というか、「How are you?」みたいな感覚で、日本の
「お疲れ様です」の感じなのかなと思う。

日本だと、無駄話と思えることも、カナダだとむしろ週末の過ごし方を聞かない方が「感じ悪いやつ」だったんだろう。
今まで感じが悪くてすいません。
仕事の時、私語をするという習慣が一切なかったもので。それに、同僚のweekendにもそれほど関心はない。(いや、旅行の話とかは聞きたいけど、ますます話がエンドレスになる)さらに、奥さんはどう?娘さんは?息子さんは?などと続く。うちの息子のことをよく聞かれるので、聞かなければ失礼かなと思うけど、ケアをしながら雑談できるほど器用じゃないのでたまーにしか、家族のことは聞けない。(しかも、ただでさえも英語ネイティブじゃないのに、英語を話しながらクライアントのケアをすると失敗もする)


どおりで、お店では店員と客がいつも世間話をしていて、他の客を待たせるのはぜんぜん上等だったりするのだ。
もちろん、ここは田舎なので誰も急いではいない。
レジがつっかえていても、イライラすることはないのだ。

医療現場は逼迫している、と報道されてはいるけれど、病院に行けば、週末の予定のおしゃべりで盛り上がっている看護師を見ることがある。全く忙しくなさそうだ。たぶん、忙しさのレベルが日本とは違う。
私語も仕事のうちなのだろう。カナダでは。

以前一緒に働いていた同僚も、朝から遊ぶことばかり話ししていた。
仕事中に携帯いじっているのも当たり前だったので、
「やる気ないなー」「働く気あんのか?」
と思っていたけど、これ普通だった(笑)
イライラして申し訳なかった。

これが、ワークライフバランスか。
始業30分前には仕事の準備をして、就業時間過ぎてから帰り支度をする日本。
始業時間過ぎてから出勤し、おしゃべり15分〜30分、それから仕事を始め、就業時刻前には帰り支度を始め、帰る前におしゃべりをしてから早めに帰るのがカナダ流。

これに慣れると、もう日本では働けない。


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