仕事を円滑に進めるために意識したい「自責から考える」習慣とは?|アナリティクス事業本部長 山地竜太|CINCのこと
「CINC TIMES」をお読みくださり、ありがとうございます。
アナリティクス事業本部長の山地です。
CINCにはプロフェッショナル人材に求められる行動指針をまとめた26項目の「Core Value」があり、社員が行動する際の規範となっています。
前回の記事では、そんなCore Valueの1つである「知の探究」を取り上げ、主体的に自ら学ぶことの重要性をお伝えしました。
Core Valueについては、CINCでインターンをしている学生とも話すことがあります。
以前インターン生と話していたところ、その学生が「自責から考える」というCore Valueを「とにかく自分を責める」と捉えていたことがわかりました。
「自責」には「自分で自分の過ちをとがめること」という意味もありますから、そうしたストイックな考え方として捉えたのかもしれません。しかし、実際はそうではなく、問題を建設的に解決するうえで大切な考え方が込められています。
そこで今回は、Core Valueの「自責から考える」に込められた意味と、体現するためのポイントを紹介します。
仕事を進めるうえで大切な自責思考
結論からお伝えすると、Core Valueの「自責から考える」には「自分がコントロールできる中に物事の原因を求めましょう」という意味が込められています。
他人や環境など、自分がコントロールできない事象に物事の原因を求めていると、いざ問題が発生したときに建設的な打開策や代替案を立案し、解決できなくなってしまうからです。
問題の原因を自分以外の物事に求める他責思考が常態化すると、自身がコントロールできないことにフォーカスする癖がつき、「イライラする」「泣く」「ストレスがたまる」など、理性的な対応が難しい状態に陥りやすくなります。
想像してみてください。
ネガティブな感情を抑えきれないのは、自分の思い通りに進むはずだったことが遅延したり、予想外のアクシデントで進捗が阻まれたりしているときではないでしょうか。
自分がコントロールできない事象に対し、「コントロールできる」と勘違いして結果を期待するから、ネガティブな感情が湧いてしまうのです。
つまり、「自責から考える」というCore Valueは、理性的な対応を行い、仕事を円滑に進めるうえで重要な考え方と言えます。
自身がコントロールできる事柄に集中を
では、「自責から考える」を体現するにはどうすれば良いのでしょうか。
例えばチームで仕事を進める際、タスクを依頼した相手から提出されたアウトプットが、自分の期待よりも不十分だったとします。
そんなときは、「質の低いアウトプットをなぜ提出してきたのか」と相手を責めるのではなく、「自分がどのようなコミュニケーションをとっていれば、期待値以上のアウトプットを提出してもらえたのか」と考えてみましょう。
「自責から考える」=「自分がコントロールできることに集中する」ことにより、理性的に仕事を進め、建設的に問題解決へと臨めるようになります。
CINCのメンバーには、ぜひ「自責から考える」を意識して日々の業務に取り組んでほしいと考えています。
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