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社会人1年生、自分の価値観を作って

私は、学生時代勉強がそこそこできて優等生だった。先生に褒められて、ニコニコ平和にのどかに生活してその日が平和に過ぎればよかった。

社会人になって、指示されたことだけこなすと「いわれたことしかできない子」と先輩に怒られることにびっくりした。就活冷戦期、ようやく入ったデザイン事務所でのデザイナー1年生はとてつもなくつらかった。誰かに褒められることが大切で、周りの人がニコニコしてくれることが大事だった私は周囲との価値の不一致に見事に打ちのめされた。

早朝出勤や深夜残業、まじめなことだけが取り柄の私には真面目に生きて評価されないその状態はものすごくつらかった。地元の実家の両親へ相談しても終身雇用の時代の2人からは「頑張っていればだれかみててくれるから、できるだけやってごらん」両親の言葉は暖かいけど、その当時の自分にしてみれば辛すぎる言葉だった。いつになったらだれか褒めてくれるのだろうかとずっと思っていた。

この時代に正解がないのだと、気づいたのは、働き始めて5年ほどたった時だった。体を壊して運ばれた病室で、この世にベストプラクティスや完全な正解というものは存在しないのだ。と考えたときに自分のやりたいことをしようと思った。他人は他人の定規を持っていて、それに準じれば、褒め、反すれば、けなすのだ。

自分で自分を承認する作業は、その年までしてきてなかったのでだいぶつらかったが、できてしまえば、自分の定規になる。どれが自分にとって大切か、どうか。心理学的には「自己効力感」「自己肯定感」というようだ。

社会人1年目の私へ、まずは人生を歩くための初めのアイテムとして自分の価値観という定規を作ることをお勧めしますよ。他人の目が気になって顔色ばかり、共感能力ばかり高くてあまりうまく話せなかった。誰かを喜こばすことだけでなく自分の幸福感をまず作ろう。

感情
コントロールすることができます
アンガーマネジメントをしてみましょう
他人
本当に自分のことを大切に思ってくれている人の言葉だけ聞きましょう
顔も知らない人の言葉に傷つく必要はありません。
自分
長い人生の戦友です。自分の制御と、戦う、もしくは調和する方法を考えてください。様々な情報があふれていますが、フェイクニュースがほとんどです。枠組みとなぜ、そう言われているかを考えてください。
武器
ロジカルシンキングとクリティカルシンキングは必須です。好きなものを突き詰めてください。

#社会人1年目の私へ

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