cift kyoto

「共に生きる」という一つのコミットメントのもと、それぞれにとって有限である時間や空間を…

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「共に生きる」という一つのコミットメントのもと、それぞれにとって有限である時間や空間を主体的に社会にひらいていくことで新しい暮らしを創造する実験的生活コミュニティ、拡張家族Cift。渋谷から3年、京都Ciftがスタートです。日々のこと、約100人の家族のことを中心に、つらつらと。

最近の記事

Cift京都はこんな風になるよ②ソーシャルスペース編

京都下鴨修学館がどんなふうにリノベーションされるか、前回は各居室について紹介した。後半の今回は、共用部、ソーシャルスペースを巡っていく。 今では「拡張家族」という語り口がとくによく知られているけれど、Ciftのはじまりに模索されたのはきっとつながり方の方法論だったろうと想像している。家族はメタファーだ。ではこのメタファーが鏡像として表そうとしている実態は何なのか。前回見たように、コントロールを手放してはいても、空間のアフォーダンスは大きい。「ともに暮らす、ともに働く」の社会

    • Cift京都はこんな風になるよ①居室編

      もともと修学館は、毅然とした女子寮だった。居室はすべて四畳半。1階10室、2階17室(たぶん)。共用のキッチン、リビング、談話室、シャワールーム、水回り、そして管理人室があり、すべてが整然と並んでいた。とくに印象深いのは左右に伸びる廊下の佇まい。廊下幅が広く、向かい合う部屋どうしのドアがかち合わない。あの余白が、修学館を毅然とさせていたのだろうと想像する。 今回のリノベーションで、そうとう大きく変わった。間取り以上に、空気感が変わった。いや、風の流れが変わった、と言うべきか

      • こんなにも美しい始まり方ってあるんですね。

        先日、Cift京都始まるよレポートをアップしたところ、ダンクソフト社長の星野晃一郎さんがシェアしてくださり「はじまり、はじまり」とエールをいただいた。さすが「デジタルではじまりをつくる」を掲げる会社のトップだけあって、はじまりの気配に敏感でおられる。 今日はこの「はじまり」の「はじまり」について書いてみたい。 Cift京都の話をして、こういうことをしているよ、と説明すると「資金運営ってどうしてるんですか?」というたぐいの質問をよく受ける。気持ちはわかるが、これ、そういうん

        • Cift京都、始まるよーっ!

          【Cift京都の日々】 先週、京都下鴨修学館の内装決めがあった。ここがCift京都の拠点となる。 前の予定が長引き少し遅れて到着すると、ちょうど新家族候補の親子が到着したところ。養生された玄関を入ると、2階からにぎやかな声がする。 「白っぽく明るめにいくか……」 設計の土橋孝一先生の指示で天井にクロスがあてられている。少し離れて見上げる、オーナーの宮崎さんご夫妻、フラットエージェンシーの担当者橋本浩和さん、そしてわがCiftで京都プロジェクトを牽引している山倉あゆみ。

        Cift京都はこんな風になるよ②ソーシャルスペース編

          100人の家族と100の暮らしかた/Cift京都はじまります。

          私、この3年で家族が100人増えたの。 というと、ほとんどの人が「何それ?」と言うだろう。正直、自分でもそう思う事がある。 でも、たしかに増えた。増えに増えた。新旧あわせてその数100人を越える。ただ、「家族」とはいえ、その100人の誰一人とも、血の繋がりはない。 友人とも知人とも仕事仲間とも違うその繋がりを、必要な違和感を持って家族と称し続けている。違和感というかなんというか、「問い」のようなもの。家族ってなに?繋がりってなに?暮らしって何?個々から生まれ来るそれらの問

          100人の家族と100の暮らしかた/Cift京都はじまります。