自分らしさってなんだろう。
私は、人に嫌われたくなかった。
誰とでもつながれることが自慢だった。 初対面の人ともそれなりに打ち明けられて、 時間を過ごす。
そして、「またね」って言う繰り返し。社交辞令の「またね」。
社交辞令であっても人とつながることは良いことだと思った。
狭い世界で生きてきた私は、
自分の時間とお金を犠牲にしてでも、交友関係を広くしたいと必死だった。
でもそれは間違いだったと最近になって気づく。
自分を繕って繕って、自分を偽って偽って。
残ったモノは、誰でもない私のくたびれた心。薄っぺらいつながりなんてどこに役に立つの。振り返っても、あるのは虚しい時間と偽物の私。
「楽しい」ってなんだろう。
生きる場所を探してた。
自分が輝ける場所を。自分の可能性を広げられるものを、場所を、人を。
自分を最大限に活かせるのはなにかを。
必死に探していた。だから自分がやったことがないことはやってみようと思ってた。
でも、一度やってみたら、最後まで逃げ場がなかった。
合わないと思ったときに、やめる逃げる場所も道もなかった。
でもそのおかげで、私ははやっと
「嫌われる勇気」
が持てた。
今の私は、まだ自分が輝ける場所を探している。
それが身近にあるのかもしれないし、日本ではない世界のどこかにあるのかもしれない。どこにあるのかは、誰にもわからない。
自分の心に素直に進んでいった先にあるものだと思う。
自分が進む先に、後悔はない。私の人生だ。
進む先にある、壁は自分で作り出した壁である。
「私はわたしでしかない」
「私はわたしにしかなれない」
今日も私は、私を待っている誰かを探して、
私を必要としてくれる誰かを探して、歩いて行こうと思う。
「嫌われる勇気」が持てた私の心は、断る手段を覚えて、
自分が生きやすいように生きている。