見出し画像

ドミニオンオンライン:レーティング世界1位までの軌跡

今回は割と自己満足な記事です。レート1位までのながーい道のりを振り返ります。記憶はあいまいな箇所が多いので間違いがあるかもしれません。まずはレート推移のグラフを張ります。

画像1

①2017年

仲間内でドミニオンをやるようになる。ある時、引き切りに近いデッキを作ると村と鍛冶屋の枚数を管理できることに気づき、負けなくなる。

②2018年

ドミニオンオンラインにはまる。毎日電車でドミニオンwikiを読み込んでいた。レート55, 58, 60でやや停滞するが対戦数の多さで突破する。コンボ同士の強さの比較ができるようになったこと、圧縮のし過ぎが改善されたこと(なめらかな成長曲線が描けるようになったこと)、3山への意識が上がったことなどがこのレート帯では重要だったと思う。

東ドミ(主催:harukiさん)に参加するようになる。最初はぼこぼこにされたが、4人戦にも多少アジャストできるようになる。

③2019年

初めてドミニオンの大会、ドミニオン夜の陣(主催:Autoさん、ながどんさん)に出場する。決勝まで進むも3位。このときかずまるさんも初の大会で決勝にいたのであんまり負けたくないなという意識が芽生える。

日本選手権にも出場。予選はぎりぎり抜けるも本戦では特にいいところなし。

リアルの対戦を通じてドローやシャッフルの管理を学ぶ。これは一人でやっていたころは全く意識出来ておらず、頻繁にゴミしか入っていない山札を作っては1ターンパスしていたので、これが改善されたのは大きかった。レートは62を完全に超えた。

④2020年

コロナ禍となるが、twwiterやdiscordのコミュニティでいろいろな人と議論するようになり、理論面での向上を感じた。4人戦の会が頻繁に行われたのも大きい。ルネサンスCSでは7位。ドミニオンGP(主催:うりはりさんら)では優勝。

二人戦でも結果を出そうとするもチャンピオンシップではnasmithに惨敗。他の賞金大会でもSicomaticやhakhaにほぼ完封されており、世界上位との差を感じた一年だった。

⑤2021年

第2回GPは本戦で平均手番3.8の苦行を強いられるも粘って最終戦まで行ったが、そこで方針を誤り敗退。本当に日本で一番4人戦が上手ければ決勝行けたかもね。

二人戦では、賞金大会でnasmithやcrabcatと互角の戦績を残すも、チャーシューさんに弱点を突かれ、完封され敗退。しかしここで得たものは大きく、二人戦特有の「強そうだけど結局勝ちにくい構築」からの脱却や相対有利の構築を身に着け、最高レート66まで到達。海外リーグにも参戦し、さらなる地力の向上にも努めた。

⑥2022年

レート戦を集中して行う。正直ストレスがたまったが、1月30日ついにレート1位を達成。毎日プレイしているたった1本のアカウントでの達成はかなり価値があると自分では思っています。

画像2

上達に重要なこと

・個々のカードやコンボの知識と強さの比較

対戦数を増やしたり、wiki等を参照して理解を深める。一次方程式を使ってカード同士を比較する。

・デッキ構築の手順

滑らかな成長曲線を描けるようになるか。何を購入したか覚える。残りの山札には何が残っていて、次のターンにはこれを買うからここではこれを買う、のような先を読む力。引ききりのために必要なカードはそれぞれあと何枚必要かを考える。

・3山への意識

3山終了まであと何購入、何金必要かを中盤以降では考える。相手が1ターンの間にどれくらいサプライのカードを減らせるか考える。点数を先行しながらサプライのカードを減らし、相手にデッキを強化させないようにする。属州が枯れる普通のゲームでも考え方は変わらない。

・相対有利の構築

引きが良くて相手よりデッキが十分強いときはデッキ成長を一部安定性に回していい。場合によっては前述のように、サプライのカードを減らしながら点数を取って相手に何もさせないようにする考えられる。不利な場合は争点を変えることを考える。例えば、爆速で属州を買われている状態なら属州には手を付けず、他の勝ち筋を探す。

もっと一般論

習うより慣れよ。対戦をして身をもって学ぶ。

理論的な課題は自分では気づいていないことが多い。自分のプレイを見てもらう。感想戦をする。ほかの人の試合の観戦会に参加する。

楽しくドミニオンをする。上達のためにプレイしない。偉そうなことを言ってくる自称上級者(俺のことじゃん)の言ってくることを気にしない。マイペースに続ける。上達を感じられなくなった時だけいろいろ考えたり他人に聞いたりする。上達するのには時間がかかる。楽しくなくて、お金を稼げるわけでもなく、必ずしもやる必要のないものを継続するのは普通の人には難しい。(と自分は思う)

以上4年間で20000戦以上プレイしてきた人の感想でした。雑文失礼いたしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?