ドミニオン最弱カード列伝⑤魔女

お久しぶりです。最弱カードの紹介の時間です。今回は「基本」のカード「魔女」です。

ドミニオンを代表するカードの1枚、魔女

効果の説明は不要でしょう。今回はこのカードの「弱さ」を解説していきたいと思います。

「荒場」を作るカード

このカードがサプライにあるゲームではお互いのデッキに呪いが入り、「荒れ場」を作ります。個人的な「荒場」の定義とは、邪魔なカードが多すぎてアクションが連鎖せず、デッキの回転力が極めて低い状態のことを言います。

荒場でのドローカードの価値

荒場ではアクションが連鎖しないため、通常の引き切りコンボデッキの考え方である「一次方程式で考えるドミニオン」はここでは使えません。
https://note.com/cider_domi/n/n60176f95ed31
荒場でのドローカードは「デッキの平均金量」×「ドロー枚数」の出力を持つと考えられるでしょう。例えば平均金量が1.3のデッキで鍛冶屋を使えば期待値は3.9金となります。この場合の鍛冶屋は金貨と比較して、出力が高い上に、デッキを回転力を向上させる点で優れているといえるでしょう。

「魔女場」の「魔女」

魔女場では呪いを5枚程度受けると考えてよいでしょう。これに加えて、例えば屋敷3枚、銅貨7枚、銀貨5枚、金貨1枚、属州2枚を持っていると仮定すると平均金量はいくつでしょう。0.87です。1枚につき1金もありません。魔女をプレイしたとしても期待値は1.7程度なので銀貨未満です。

他のカードもよく考えよう

研究所も荒場では連鎖しないので、魔女と大差ありません。密猟者も前項のケースでは「1+0.87=1.87金」なので銀貨以下です。キャントリップの価値は大きく下がると考えていいでしょう。

自分のデッキは「荒れて」いるのか

魔女場であっても、採集者のような廃棄カードを用いて引ききりデッキを目指すことができる場合があります。この場合は金貨より研究所のほうが良いでしょう。3山終了が近くてデッキを整理する余裕がないなら、この記事で説明した考え方を使ってみましょう。

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