そういえば人に怒ったことがない

この間上司に怒られた時、自分があまりピンと来ていなかったからか「これはお前のためを思って言ってるんだぞ」とさらに詰められた。
僕はその言葉が一番ピンと来なかった。

それもそのはず、自分が今まで人に怒ったことがないから、人のことを叱る人の気持ちが全く理解できないのである。

でも、どうして怒るのか、どうして怒ったことがないのか、それすらも考えたことがなかった僕は少し興味が湧いた。

そうして仕事そっちのけで人が怒る理由を探っていると、ある程度の答えが導けた。

人に対して怒るというのは、身近なその人の現状に対して不満があり、もう少し矯正をしていい人間になってもらいたいから。つまり、期待しているということだろう。

そう考えると、怒られている現状でも少しだけ有り難みを感じる。

では、自分が怒ったことがないというのはどういうことだろうか。

逆説的に考えると、人に期待をしていないということになる。

もちろんイライラはする。
例えば大人数で作業をしている時、働いていない数人を見掛けると無性に腹が立つ。ただ、そこで考えることをやめ、働いている数人で作業を請け負うということが何度かあった。

これは、腹を立ててはいるが、期待していないということになる気がする。

そう考えると、人に怒ったことがないというのは、その人が良い人であるという意味ではなくて、その人が情け容赦ないサイコパスという意味なのかのしれない。

それにしても、「人に期待していない」。とても厨二心をくすぐる言葉です。


ここで数学よろしく証明を成り立たせようと思う。

人に怒ったことがない≠良い人
人に怒ったことがない=期待していない
期待していない=サイコパス

よって
人に怒ったことがない=サイコパス
となります。

気分がいいですね。

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