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自動車ローンが通る人と通らない人の違いが、住宅ローンを組んでいることと関係するの?

 おそらくは多くのユーザーがクルマを購入する際に避けて通れないのが「ローンを組んで購入するか否か」ではないでしょうか?
 実際にローンが通るか通らないかの分岐点はどこにあるのか? 注意すべきポイントは? 自動車ディーラーや自動車販売店に勤務する方たちにマル秘情報として教えてもらった話しをします。

■自動車ローンを組む際、総額の何%くらいが理想的?



 まずはじめに、ローンを組む場合の総額に対する割合について。
・全額
・50%くらいが理想的だと思います
・100%。頭金が多いと代替え時にも頭金を用意しないといけなくなるので、おすすめしにくいです。

■自動車ローンを組む際、年収の何倍くらいまでが理想的?

 ローンを組む際の金額についてだが、堅実さが求められるということですね。
・回数にもよりますが、残価設定ローンを組む場合は年収の0.5〜0.6倍くらいまでに抑えると次のクルマの代替えがしやすいです。
・基本的には年収が借りられる上限だと思ってください。
・アッパーで年収くらいまでが理想です。
・月々の支払いに無理のない額です。
・カツカツの状態でローンを組まずに済む範囲でお願いいいたします。

■20代前半だと自動車ローンが組みにくいのは本当(親などの保証人が必要)?

 「社会人1年生で鬼の60回ローンで新車・・・」は難しい時代なのかもしれないですね。
・初めてのローンは決まりごとになっているようです。
・必ず・・・ではありませんが、保証人追加になることが多いです。
・お勤め先によっては保証人が必要になることがあります。
 信用実績が少ないことと、転職などで収入が不安定になることがあるからです。
・若い方の場合、保証人が必要になるケースが多いです。
 ご年配の方でローンの審査が通らないのは過去のクレジット事故が多いようです。
・若い方でもクレジットカードで買い物をして、きちんと支払っていれば大丈夫だと思ってください。

■勤続年数はどの程度が理想的?

 勤続年数や、事業の継続年数を重視するケースが多いようです。
・3年です。
・最低2〜3年以上はあった方が良いと思います。
・5年以上だと通りやすいかもしれません。
・同じことを取引きのあるクレジット会社の方に聞いたことありますが、勤続年数は関係ないらしいです。
・勤続年数だけにフォーカスすると3年が理想ですが、仕事の内容や、勤務先の会社が大手かどうか、年収は高いのかとか見られたりするので、一概にはいえないんです。

■派遣社員やフリーターでもローンは通る?

 通勤やレジャーなどで、ローンを組んででもクルマが必要というケースもあるでしょう。
・通ります。
・ある程度の年収があれば通ります。
・年収や家族構成によっても違いますが通ります。
・通ります。会社員に比べて不利になることはないらしいです。
・購入するクルマの金額にもよりますが・・・という前提条件はありますが、大丈夫です!

■自営業やフリーランスは不利か(何年くらい事業継続していれば通りやすい)?

 いまは稼いでいても来年はどうなるか分からないと見なされるようです。
・安定していて、クレジット払いをしていない限り不利です。
・会社員よりは不利だと思います。営業年数もある程度は必要だと思いますが、売上や年収も重要です。
・不利になることが多々あります。
 起業後間もなかったり、収入が少ない、上下がある場合は追加の保証人が必要になることも。
 ただし、3期分の決算終えていると割と信用ができてくるようです。
・自営やフリーが通りにくいイメージもないです。年収次第かなと思います。
・たとえばYouTuberもそうですよね。しっかり税金を納めて確定申告していれば大丈夫です!

■ローンを組んだことがない(現金主義)の人は不利といったことはある?

 現金主義の方、ひとまずローンを組むことも人生経験のひとつだと思いますね。
・まず通りません。無理だと思ってください。
・ある程度の年齢で過去の信用情報(ローンの利用・支払い実績)がまったくないと、審査が通りにくいようです。
・あります。真っ新な方は実績がないことを理由に保証人を求められることがあります。
・多少あるかと思います。
・自分名義で携帯代の支払いやクレジットカードで買い物していれば、特に問題はないかと思われます。

■住宅ローンを組んだ人はローンが通りやすいのは本当?

 「住宅ローンが組める=信用度がアップする」と見なされることも多いようです。
・住宅ローンの組み方や金額にもよるようです。
・本当だと思いますが、通常よりも高額な住宅ローンを組んでいると、逆に通りにくくなるケースもあります。
・審査基準で住宅ローンは考慮されないと聞いてます。
・住宅ローンを組んでいると、信用は上がるのでクレジットを組みやすいそうです
・本当です。ただし、住宅ローンを組んで滞りなく支払いをしていればの話・・・というのが大前提です

■その他、ローンにまつわるエピソード

 信販会社各社で審査基準が違うことは間違いがないようです。
・お客様自身のクルマを代替えする際、ローンの審査が通らない…
 ご本人はきちんとローンを払っていらっしゃるのとことで詳しくお聞きしたところ、毎回銀行口座引き落としができなかったハガキが来た時点で入金をして、その都度、引き落とししていたとのことでした。
 ご本人はお知らせくらいに思っていたそうで、次回からきちんと事前に口座に入金すると約束をさせることでローンが通ったということがありました。
・ローンを組む方の信用状況ももちろんですが、自動車販売店とローン会社の力関係によって通る・通らないが決まる場合もあると思います。
 通常だと審査が厳しいお客様でも、年間で億単位の取引きのある販売店からの申し込みだと審査が通過してしまうケースもあります。
・各社で審査基準が違うのか、自社ローンと某信販会社を比較して、通ったり・通らなかったりがあります。とてもレアなケースですと、信用度が「真っ黒な方」でも、奥様の名前で審査したら通ってしまったり・・・。ただ、ローン完済時のご年齢が75歳を超える場合は、年収が1000万を超えていても保証人が必要となります。
・国産中古車を購入される方はクレジット不払いに陥る可能性が新車よりも高いということで、その分金利をあげているそうです。
 反面、新車の輸入車を購入される方であれば支払いも大丈夫だろうということで金利を抑えているらしいです。
・自動車販売店のローンはダメだったけど、銀行ローンだとローンが通った、という事例は過去にありました。
 この時はお客様のお勤め先の給料の振込で使用している銀行でローン審査をしたそうです。
 審査をする銀行からしたら、毎月コンスタントに一定額の給料が振り込まれていることが具体的に分かるので、それがプラス要素に繋がって通ったと考えられます。

最後に

 購入希望者の年齢・職業・勤続(事業継続)年数・年収・ローン実績・返済実績・その他焦げ付きの有無に加え、信販会社および購入する販売店のローンの利用実績・信用度などなど、さまざまな要素が複雑に絡み合って総合評価が下されるようです。
要するに
・購入するクルマの予算は年収が上限になる。
・若い世代の人は保証人が必要となる場合もある。
・正社員でなくても条件次第でローンが通る可能性がある。
・年齢や高収入を問わず、ローンを組んだことがないの人は信用実績がないので不利になる。
・住宅ローンを組んでいる場合は信用度アップになる場合もある。

 よくいわれることだが、携帯電話(スマートフォン)本体を分割で契約した場合、何が何でも毎月必ず支払うことは極めて重要になります。
 たとえば学生時代に「今月はカツカツだし、まぁ、いいか」と滞納したことが、後々になって大事な場面ほど大きな影響を及ぼしかねないと断言できるでしょう。
 クレジットカードの支払いも同様で、リボ払いも基本的に避けた方が良いでしょう。


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