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黄昏をとめたい。

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散文。日々のことをつらつらと。
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記事一覧

あなたのいない海だから

記憶の記録。数年前に亡くなった友人が残したNikonのフィルムカメラを現像したら出てきた写真…

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人にやさしく

やさしい人が好き。と言う声をよく聞く。私もそう思う一人です。やさしい人が大好きです。 や…

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喫煙所から見た景色

ほろ酔いでステップ踏んでるそこの女子 缶チューハイ片手に勝ち誇って 鼻歌なんて歌っちゃって…

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信じるとか信じられるとか。

信じる。信じない。信じられる。信じられない。日々の生活、人間関係の中では避けられない課題…

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すべての後悔とやさしさの夜に。

誰にも共感されないことに、 理解されないことに救われる夜がある。 友達に戻れなくなりそう…

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永遠は短い。

また夏が過ぎようとしている。 今年はどんな夏だった? そう問われて、言葉に詰まる。 それは…

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夜というのに派手なレコードかけて

昨日は恩人の命日だった。ぼくが東京に住み始めて一年半ほどぶらぶらしていた頃(十年前)にひょんなことから働きはじめた広告制作会社の社長だ。亡くなって五年になるが「今年はコロナもあるので会社としては献杯の行事は自粛することにした」と言う旨の連絡は数日前に来ていた。来年、盛大に七回忌をする予定だという。 死んだ日を「命日」と呼ぶのはなぜだろうか。命の日。であるならば、生まれた日だって命日だ。英語で訳すとDeath day,または death anniversary,となるが、アニ