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排出ゼロ宣言に国連指針 企業活動見せかけ排除

🌟概要

温室効果ガス排出実質ゼロを宣言した企業の活動を見極める指針を国連の専門家グループが8日に公表。 
宣言に実態が伴わない見せかけの宣言を排除する狙い。  
強制力はない。融資先、取引先との兼ね合いで企業には今後様々な影響が見られる可能性あり。 
エジプトで開催中のCOP27で関連イベントを開いて発表。 
具体的な見せかけ活動とは、化石燃料分野への投資関連施設の建設、政府の意欲的政策が後退するような働きかけ、製造から流通までの過程で単位生産量当たりの排出量のみを減らすこと、信頼性が低いクレジットを使うこと。
この指針は企業や自治体向けだが、石炭火力発電を維持する日本をはじめ各国政府の評価に使うケースも出てきそう。

🌟感想

日本の活動をこの国連指針により評価すれば、石炭火力発電への取り組みとか、政府の意欲的政策が見えてこないこととか、国連会議で宣言している排出目標に対して本当に効果のある活動をしているのかとか、指針に引っかかるケースが多々見られそう。 
ぜひ日本政府のことも評価してもらいたい。  

自分達が普段消費活動をしていく中で思うことは、
○どのようなことに投資すればいいのかがわからない。
 この投資先が元を辿っていって環境破壊をしていないかとか。
○どのようなものを買って消費すればいいのかわからない。
 環境や身体に悪いものを使っていないかとか。

物事の裏側まで見えてこないことが、消費活動をしていてとても多い。 
自分達が環境を守りたいという気持ちがあっても、どこかで地球を汚してしまっているとしたら、何を信じて商品の購入や投資をすればいいいのか。 


この指針を、ぜひ政府が積極的に活用して、企業や自治体の環境対策を見せかけを排除した本物にしていってほしいと思う。

引用記事:福島民報新聞「排出ゼロ宣言に国連指針 企業活動見せかけ排除」
写真:東北のとある動物園にいる 泥んこの彼


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