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「競争意識から楽しむ意識へ」1年 林大斗

「競争意識から楽しむ意識へ」
1年 文学部 林大斗

「競争をしてきたという意識はあまりない。あくまでサッカーを楽しみ、それがもうできないと思ったから引退する決断をした。」

はじめまして。
今回部員ブログを担当させていただきます。
文学部 学びのパスポートプログラム 1年の林 大斗です。

はじめて自分の想いを文字にして誰かに伝えることをするので、読みづらさや伝わらないことが多くあると思いますが、どうか最後までお付き合いください。

私は題名の下にある言葉に出会っていなければ、高校でサッカーを引退していたかもしれない。上の言葉は元サッカー日本代表、遠藤保仁選手が引退する時に放った言葉だ。日本サッカーの一時代を築いてきた人が楽しむことを重視していたことに驚いた。

私はサッカーを始めてからずっと競争という言葉にこだわってきた。誰よりも努力し、一人でも多くの人間に評価されることで自分の価値を確認していた。しかし、年齢が上がるごとにサッカーを楽しむ自分はいなくなっていった。特に高校時代は苦しい時期が続いた。評価されず、トップチームに関われない日々を送り続けた。サッカーが好きで、何年も続けてきたはずなのに、いつしかサッカーをやっている時間はしんどいものへと変わっていった。その現実から逃げるように、自分の動揺を鎮めるように本を読んだ。そこで遠藤選手の言葉と出会い、そこからはサッカーを楽しむように心がけた。サッカーを楽しめるようになってからは、あんなにしんどい時間だった練習が待ち遠しく思えるようになった。競争意識から楽しむ意識に変えたことで、サッカーがまた好きになり、高いモチベーションを維持してサッカーが出来るようになった。サッカーが好きなことを確認できたことで大学でもサッカーを続ける判断になった。

楽しむ意識に変えたことで上のレベルでプレーしたいという欲がなくなったわけではない。中大サッカー部はもちろんレベルが高く、やりがいのある環境だ。当然、高い要求や厳しい指摘、きつい練習などあるが、それらも含めて楽しむ。あくまで自分の中の軸はブレることなく、サッカーと向き合っていく。サッカーを引退する時に最高の形で終われるようにサッカーを楽しんでいきたい。自分のサッカー人生を歩めるのは俺しかいないのだから。

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
自分に関わってくれたすべての人への感謝を忘れずに、サッカーができる喜びを噛みしめていきます!


◇林大斗(はやしひろと)◇
学年:1年
ポジション:DF
経歴:Wings U-12 ー 鹿島アントラーズつくばジュニアユース ー 市立船橋高校

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