「進む」 4年 田村進馬
「進む」
4年 文学部 田村進馬
文章がうまくまとまらな過ぎてChatGPTに書いてもらおうか真剣に迷いましたが、頑張って自分で書くことにしました。少し重い内容になってしまうところもありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
「進馬(しんば)」という名前は、どんな時でも前に進んで欲しい、という想いでつけてもらった名前です。
サッカーを引退した今、正直、達成感や喜び、感動などといった感情は1ミリもありません。
上を目指したサッカーができなくなる悲しさ、現役バリバリで動かせていた体がなくなってしまう虚しさ、切磋琢磨していた仲間たちがプロの世界で活躍していく悔しさ、今まで応援してくれていた人たちの期待に応えられない不甲斐なさ、などのマイナスの感情で埋め尽くされています。
今まで、サッカープレイヤーとして本気で上を目指してきた自分に価値を見出してきました。いつか最高の選手になれると信じて、その光景をみて喜ぶ家族や友達の姿を想像して、頑張り続けたしそんな自分にこそ価値があると思ってました。しかし、大学の4年間は怪我で思うようにプレーすることができず、パフォーマンス自体も満足できるものではありませんでした。
2023年12月、そんな自分からサッカーが消えました。何のために、何を目的に生きればいいのか、自分で自分の価値がわからなくなりました。毎晩寝るとき、サッカーで行き詰まった自分を客観視して地獄のような感情になります。もちろん全く寝付けません。今まで自分に期待してくれていた人たちに申し訳ない気持ちでいっぱいになり、何よりいつも応援してくれていた家族に本当に申し訳ない気持ちしかないです。
ただ、改めて振り返ると、自分のサッカー人生は本当に恵まれていたのだと気付かされます。
愛宕FC、三菱養和SC調布ジュニアユース、三菱養和SCユース、中央大学サッカー部
この全てのチームでサッカーができたことを誇りに思っています。最高の仲間に巡り合うことができ心から感謝しています。
特に、中大サッカー部の同期に関しては、ピッチ内でもプライベートでもとにかく仲が良くて、あの日々がなくなってしまうと思うとやはり寂しいです。でも、引退した後だからこそ打ち明けられる話をしながらお酒を飲むのも悪くないなと最近思い始めました。指定校組と寮生組に関しては、引退した後の方が仲が深まってる感じがします。もちろんこれからもたくさん集まりましょう。
サッカーを通じて得た人との出会いは、かけがえのない宝物です。これだけは一生大切にしたいと思っています。
そして、
優しい言葉をかけ続けてくれた父親
いつも自分のことは後回しで子供を優先してくれた母親
自分以上に悲しんでくれた妹
本当に心の底から感謝しています、ありがとう。
最後に、冒頭で説明した名前の由来が浮いてしまっているので、最後に一文加えたいと思います。
これまでのサッカー人生のように、これからも、どんなことがあっても前に進んでいきたいと思います。
今まで本当にありがとうございました。
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