「納得するしかない」 4年 鈴木大樹

「納得するしかない」

4年　経済学部　鈴木大樹

大学生活も終盤に差し掛かり、これから終わりを迎える学生生活と、もう終わってしまったサッカー人生について考える機会が増えました。
これまでの大学生活をざっと振り返ると出てくるのはサッカー部でのエピソードばかりで、本当に充実した日々を送れていたと実感します。

でも、この4年間は苦しい思い出の方がだいぶ多めです。

中1から目指してきた中大サッカー部に入部し、「やってやるぞ」という心境で過ごしていた日々が「やり切るぞ」に変わっていることに気づく瞬間。就活時、体育会でサッカーをしていることが自分のアイデンティティのように扱われ、自らもそれを受け入れ、苦しかったエピソードを自信満々に話している自分に呆れる瞬間。

そんな瞬間の繰り返しで、日々募っていく自分への絶望。これは、入部を目標にしてきた人間とその先を見ていた人間の差なんだと思う。

この4年間、ストレスで血便出すくらいには悩んだ。

でも、やっぱりサッカーをやめようと思う瞬間なんて一瞬たりともなくて、本当にサッカーが好きだった。

この4年間で何も成し遂げられなかったし、得たものを聞かれても自信を持って答えられるものは何もない。
でも、自分の限界を知ることができた。
限界を知らずに生きるよりも、これから先の人生に納得できると思う。
負け犬理論だけど、事実は事実。

これからは、サッカーに費やしてきた「好き」っていう原動力を、周りの人達や趣味、これから出会う人やコトに向けられたらなと思います。もちろん、サッカーも細々続けます。

拙い文章になりましたが、今思ってることを飾らずにツラツラ書いてたらこうなりました。
ありがとうございました。

◇鈴木大樹（すずきだいき）◇
学年：4年
ポジション：FW
前所属：中央大学附属高校

過去のブログはこちらから↓