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「ホラ吹きは伝説の始まり」


都内会議室。パイプ椅子を引く音があちらこちらから聞こえる。 

私はロケバス会社の各首脳陣が集まる会合に参加していた。
形式的な話が終わり、特に前向きな話もなく会は終わろうとしていたその時。
私は天井を突き破るくらいピン!っと挙手していた。

議長役のあるロケバス会社社長が。
「ん?何か?」

私は立ち上がり、大声で言った。

「私の夢は、ロケバスのドライバーという職業が子ども達のなりたい職業トップ10に、いや、トップ3に入る事です!
皆さんいかがでしょうか!」

私はこのロケバスという職業に誇りを持っているし、大好きです。そんな心からの言葉でした。が、会場は失笑。

ここから始めるのか。。
ただ、私は本気です!この失笑渦巻いた言葉がホラで終わるのか、何年後かにロケバス業界が伝説を起こすのか。

やるしかない!

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