アナログ

基本、感情が描かれて静かに流れて終わるんだろうなあと思われる映画は配信で観てる。でもこの映画は、パンサーの向井くんが王様のブランチで号泣したと言ってたので、自分の感情のレベルを知りたいと思って観に行った。

これが番宣も観てたんだけど良く出来ていて、友人の仕事が押して仕方なく観た21時半からの回なのに、眠くなることもなく、ウルッときて素敵な映画だった。ただ号泣はマダムは出来なかったけど、いい映画だったのは間違いない!

最初波瑠ちゃん演じるヒロインが謎過ぎて、何が引っかかるのか全然分からないから、ニノ演じる主人公がとても不憫になっちゃう。あんな綺麗な子が自分の仕事をほめてくれて、会話も弾んで、しかも彼女が携帯持たないから、会うのはピアノっていう喫茶店に木曜日行かなきゃダメなんて。。

今時波瑠ちゃん位綺麗な人に言われない限り、誰も毎週木曜に同じ喫茶店で待つなんて事はしないでしょう。
そして当然会えない日もあって切ないけど、翌週会えると喜びは倍増だよね。

ニノ演じる主人公は羊キャラで、始めの方は上司に手柄を取られても自己主張しないという控えめなキャラだったので、彼女と知り合った事でおいおい上司に言い返したりとかキャラ変するのかなとか先読みしてたけど、全ては淡々と落ち着いた愛の中で物語は進んでいく。本当にこんなことあるんだろうか?タクシー乗るのも考えないと思ちゃったよ。原作は北野監督の小説なんだね、フィクションで安心しました。

とにかくニノが上手過ぎる。ずっと演技派と言われてたけど、初めて凄いと思った。また波瑠ちゃんの美しさ。大きな瞳と高くて綺麗な鼻。落ち着いた声。

そして笑ったのがニノ演じる主人公と親友2人(桐谷健太さんと浜野謙太さん)との掛け合い。。めちゃくちゃみんな上手で自然で良かったな。。最後も希望が持ててホッとしました。


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