松下洸平さんの泣き顔きれいすぎない?【MIU404#02】

こんばんわ。
2話とparaviで見返し中のちゅんたです。

MIU404は2回観るのが好きかも。最終回までみたら、もう一回見返したい。

第2話から本格的に物語が始まっていきます!待ってました~!!
この回はすごく好き。。
今回のゲストが松下洸平さん、鶴見辰吾さん、池津祥子さんで、
特に松下洸平さんが演じる加々見がすごく魅力的。
殺人を疑われて、逃走する役柄なんですが、素朴で儚い雰囲気がこの役を際立たせてて、結末をより切なくしてるんですよ、、
容疑者でも信じたくなっちゃうし、応援したくなっちゃう。

冒頭から伏線や言い回しが巧妙で、見返すとこんなところにも!と驚いた、、
まず、最初メロンパン車両への話のつながりがきれいで、
この前車を廃車しちゃた二人はメロンパン販売車にのって巡回をしているんですが、車体にメロンパンってデカデカと書かれているから通りすがりの女子高生に「売ってください」と声を掛けられるんですよ。
なんでわざわざ?って思ってたけど、そのあとに隣を走る脅迫されている女性への声掛けにスムーズにつなげるためだったんだなって気づいて震えました。たしかにこのワンクッションがないと唐突な展開になっちゃうよなーって。

そのあと、無線で入る事件概要にかぶせて現場検証映像は入るのすきなんですよね。
現場検証の時にわざと怪しい人物のように同僚を映しつつ、犯人じゃない説を入れ込んでいくんですよ。最初観たとき、この人絶対怪しいって思っちゃって、最後まで犯人が分からなかった。

他にも見返して初めて気づいたんだけど、加々見が逃走に居合わせた夫婦に本当に殺したのって聞かれたとき、「岸が殺した」と直接は言っていないんですよ。
あくまで「天誅だ。殺されても仕方ない。って岸が言っていた」としか言っていない。そのあとに伊吹が「加々見はやっていない」っていうからみんな無実を信じちゃうのだけど(志摩以外)。

結局、志摩と伊吹は夫婦と加々見に任意同行を求めるんだけど、加々見を逃がしてしまう。夫婦に行先を聞き出そうとするんだけど、無実を信じる夫婦は言おうとしない。

「犯人がごまかすときは2つ。もう一つは犯人自身がやっていないと思いたい。できることなら、事件の前に戻りたい。なかったことにしたい。でも時は戻らない!」っていう志摩が夫婦に言うんだけど、これに切ないBGMを重ねるんですよ、、
胸締め付けられまくりですよね、、

伊吹と志摩が加々見を見つけて、自暴自棄になる加々見に「殺しちゃダメなんだよ」って伊吹が言うんだけど、その顔が優しいんですよ。
前回最後にこんなやつ死んでもいいって言っても殺さなかった伊吹が言うんですよ。もう、ね!!
誠実で悲しい加害者に感情移入してしまいそうになるけど、この言葉聞いて、そうだよな殺しちゃったらダメなんだよなって我に帰っちゃう。
しかも、そのあとの加々見を演じる松下洸平の泣き顔が切なすぎて。。
しかもきれいなんですよ。
大の大人の泣き顔なのに、母性本能がくすぐられるやつ。
犯人なんだけど、それでも無実を信じたくなっちまったよ。

被害者がわるいやつだと仕方ないって思っちゃうこともあるけど、実際はどんなことがあっても殺しちゃだめなんだよな。殺しちゃったら、自分の人生も取り返しのつかないことになってしまう。
現実でもあるだろう痛さを観てしまった気がする。

救いなのは、この逃亡に付き合ってくれた夫婦が連行される加々見に「ごめん」「待ってるから」と必死に言ってくれることだと思う。
この先のことは描かれていないけど、きっと罪を償った後にこの夫婦の元を訪れるんじゃないかなって思える最後だった。

ラストシーンで伊吹と志摩がごはんを食べるシーンがあるんだけど、ふたりのいつもと変わらない掛け合いが観れてほっこりする。
シリアスなシーンも好きだけど、それだけだと息が詰まるから、こうゆうシーンを混ぜてくれる野木さんはさすがだよね。

アンナチュラルの時も、解剖医たちの日常とか何気ない掛け合いとかのシーン好きだった。たぶんそれで一気にリアル感が出るんだろうな。

冒頭で伊吹が志摩に「殴ったこと謝ってもらってない」ってぼやいてるんだけど、この食事シーンで志摩が謝るんですよ!
まあ、そのやり取りのかわいいこと!!
30歳オーバーには見えないですよね!!

このシーンですごいなって思うのは、殺人が起こることはあんまりないけど、謝っていないことって少なからずもやっとしこりを残してしまうよなって日常に解像度を落として伝えてくれるところだと思う。
これをみたら、ちゃんと自分も「ごめん」も「ありがとう」も口に出そうって思う。

そのあと、志摩がと「時は戻らない。人の命も帰らない。どんだけ祈っても。」「お前は長生きしろよ」って伊吹に言うの。
意味深!!絶対過去関係してるじゃんってことをいうもんだから、すごい気になっちゃうよな。。

MIU404は共感するドラマというよりも、その映像と脚本の巧さを楽しみながら、考えさせられるドラマだと思う。
考えさせられるドラマなのに、押しつけがましさも複雑さもなくて見やすいから本当におすすめしたい。

さて、この連休中にほかの話も見返そうと思います!

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