大切にできない

さっき、急に胸が苦しくなった。
意識して呼吸しなければ酸素不足になって手先が痺れ始め、頭が回らなくなる。焦点が合わなくなる。そして勝手に涙が流れる。今、ゆっくり呼吸しながらこれを書いている。

YOUTUBEを見終わって一息ついた時に急に来た。
その前にはnoteを書こうと自分に向き合っていたので、それのぶり返しが来たのかもしれない。心底、厄介な体だ。いや、精神病は「脳の病」というから、厄介な脳と言うべきだろうか。

一旦、お湯を沸かして温かい飲み物を準備する。

小さいときから甘えるのが下手だった。自分のせいで相手の予定を邪魔するのが申し訳ないから。助けを求めるのはもっと下手。迷惑をかけたくないから。もう大人なのに。情けない。

「助けて」が言えないから病院にも行かないし親にも言わない。
家から出たら普通の顔をしてしまう。親譲りの強がりで大丈夫なふりをしてしまう。薬漬けになる未来は見えてる。私の死にたがりをわからないでしょうし、わかって欲しいとも思わない。

いろんなシチュエーションを考えてみるけど、もう誰にも迷惑かけない生き方はできなくて、自分が心の底から安心してこの症状と向き合える環境もなくて。自分から逃げたいのにそれはできなくて。
自分の弱さを認めて降参できるほど私は強くない。
抜け出すことのできない沼を必死に泳いで、さらに深みに落ちていく。

何をするにしても動き出さなきゃいけない。
そんな現状がさらに私を焦らせる。

今、自分を苦しめている思考全部なくなって、ただの「自分」になった時にそこに残るのは、この世界に絶望して死にたいだけの、この世界を愛する私。恐らく、季節の変わり目に心身が不調になるのは変わらないし、戦争や理不尽がなくならない世界に絶望している心は変わらない。
自分の芯はなくならない。自分からは離れられない。

私は今日も生きるのが下手だ。
大切にしてあげられなくてごめんね、私。

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