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ペットロスのこと

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ペットロスに関する記事をまとめました。
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#グリーフケア

いつかは来る「死」の別れについて考える。

昨日、SNSでファンだったセキセイインコちゃんが亡くなった事を知った。ファンだった小鳥さんが亡くなるとショックだ、とても悲しい。 飼い主さんの気持ちを思うと心が痛むと同時に、自分もチュリが亡くなったら辛いだろうなと考えて不安な気持ちになってしまう。 チュリがいなくなる時は絶対に来る。その日が1日も先であることを願っているけれども、生きているかぎり死は例外なく来る。 「チュリを失う時、私はその悲しみに耐えることができるだろうか」 チュリへの愛情が深くなるとともに、死への不

良く生きるために、死を考える_アルフォンス・デーケン氏の本から教えてもらったこと。

今年の9月6日、より良き死のための準備教育を提唱した、上智大学名誉教授でカトリック司祭のアルフォンス・デーケン氏が亡くなった。 司祭が亡くなり、麹町のイグナチオ教会で告別式ミサが行われたことを、私は数日後Twitterを通して知った。 デーケン氏は、死との向き合い方を教える「死生学」を日本に広め、長年グリーフケアの普及に取り組まれた。 私はペットロス療法士の勉強をする過程で、同氏の著書に出会った。 それまで、私の「死」に対する認識は、まず遠ざけたいものだったし、愛する

【ペットロス】この子がいなくなったら..「予期悲嘆」とは。

ペットを飼っている誰しもが感じる可能性がある心情に「予期悲嘆」と呼ばれるものがある。 老齢のペットの飼い主、難病を抱えているペットの飼い主などが経験する心情で「この子がいなくなったら...」と、予想される死に対する悲しみのことを「予期悲嘆」という。 「ペットの死別からどう立ち直るか」はもちろん重要だが、こうした「予期悲嘆」のことも認識し、目の前の喪失にどのように備えていくかを考えることもとても大切なことだ。 予期悲嘆の感情と葛藤ペットの飼い主は、自分のペットに少しでも長