中学受験 過去問どうする?
はじめまして! 関西で中学受験指導をしている塾講夫婦です。
夫には25年以上の算数の指導歴があり、妻(私)は指導のブランクを挟みつつも国語の模試や教材作成に15年ほど携わっています。
私たち塾講夫婦にとっては何気ない日常の会話や常識が、そうではないご家庭の役に立つのではないかというアドバイスを受け、こうしてnoteに記してみることにしました。
慣れない部分が多く読みにくいかもしれませんが、「え、それは知らなかった!」という情報をひとつでもお伝えできるようにしたいと思います!
今回のテーマは「6年生の過去問、どうしたらいいの?」です。
1.過去問って何?
……今さらですね 笑
過去問とは、学校が実際に出した入試問題のことです。塾のテストとは傾向が違うので、入試までに一度は触れておきたいところ。
なのですが、塾からは
「特訓校以外は各自取り組んでおくように」
といった非情な通告があるばかりで(それすらないことも)、「何をどうやって準備したらいいのかわからない……」といった声が聞かれることがあります。
2.過去問ってどこで手に入れるの?
特訓で過去問演習をする際に配布されたり、通常授業で小問単位で取り組んだりすることはありますが、基本的に塾から「これが○○中の令和○年度の入試問題ですよ」と配付があることはありません。過去問は自分で手に入れるものです。
でも……一体どこで……?
①学校説明会でもらう
なんと、学校説明会でパンフレットや前年度の入試分析資料と一緒に過去問をプレゼントしてくれる学校があります。これはありがたい!
ただし、
・基本的に1年分しか手に入らない
・解答が手に入らない
といったケースが多く、なにより一番大きなデメリットとして「解説がない」ことが挙げられます。直しをしようと思っても、これではなかなか難しいですよね。
また、配付しやすいよう冊子化されている場合もあるので、現物そのものの形であるとは限りません。(基本的にA4サイズに縮小されています)
ですから、王道のパターンとして……
②書店で買う
これに限ります! 関西では、
・解答用紙、解説、予想配点が手に入る
・最難関中学だと10年間分、一般的な学校でも5年間分収録されている
英俊社さんの「赤本」がオススメです!
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赤本は、学校の発表に合わせて5月から順次最新年度のものに切り替わっていきます。基本的には受験年度のものを買いましょう。(1冊3000円~ちょっとお高いです……)
過去問はいろいろな出版社さんから出ていて、それぞれに特長がありますが、中には日程ごとに冊子が分かれているために複数日程受験する場合は数冊買う必要が出てくるところもありますので、よく比べてみてください。
さて、ここからは、準備した赤本=過去問をどのように使っていくかについて書いていきたいと思います!
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