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【中学受験】入塾前の低学年時に何をするべきか?(ドリル編)

最初に余談です。

クリエイティブなAIの「ChatGPT」が衝撃的な世の中の変革をもたらしそうになっていますが(すでに米国の学術界では大きな変化が起きている。。)、同様に、社会的なインパクトのある絵画AIの「dall E2」で、「勉強に奮闘している日本人の少年」の絵の作成のお願いをしたところ、30秒以内に上記の絵(写真?)を作ってくれました。モデルは誰でしょうかね(笑)

世の中、非常に変化が早くなっているので、必要になるスキルや前提、知識も変化していきます。(当たり前ですが)

親がその時代の流れや動きをしっかりと捉えて、本当に必要な生きる力をつけることができる教育を考えたい所です。(そうすると、中学受験は微妙なところですが、、、公教育は問題外。。)


さて、本題に戻ります。

公立小学校の教材だけでは、中学受験を目的にした学習塾に入塾後のスピード・内容についていけないことが多いです。

中堅以下をメインとする学習塾であれば、そこから始めてくれることも多いと聞きますし、逆に言うと、すごく丁寧なので、家庭学習がなかなか入塾前に難しかった子どもは、そこから入ることができたら、伸びる子も多い気がします。

一方、最上位(御三家等)、上位層の中学校の合格を目指す人は、四則計算(+、ー、×、÷、分数・小数等)、漢字(できれば6年生まで)を終えておくべきといろいろなところに書かれています。

子どもの目指すべきところは、入塾する学習塾・クラスのレベルによって、変わります。

3年生の2月入学(新4年生)を目指すならば、まずは入学テストで合格できる、そして、できるならば目指すべきレベルのクラスに入ることができるところをクリアできる内容をこなすべきかなと。

入塾テストについての情報はいろいろネットでも出ているのですが、例えば、SAPIXの入塾テストであれば、年によって少し合格点やαクラス入学の基準は上下します(校舎によっても違うとの話あり)が、国語150点、算数150点で、合計140点ぐらいが合格点で、αは220~230点(偏差値60?)という話があります。

αクラスを目指すならば、メルカリで入塾テストの過去問が売っているのでそれで見てみると、基礎的な問題はすべて間違わずに解ければ、ぎりぎり入れるかなという感じです。

その辺りを狙いを定めて、我が家では対応をしようとしていましたが、別の習い事のプライオリティもあり、うまく入塾テストの段階では十分に対応しきれなかったです。

結果的に、長男はSAPIXの入塾テストに3年生の11月の段階で合格はできたものの、合計で200点弱でおそらく、偏差値50+ぐらいということで、結果としては目指していたところには届いていませんでした。

SAPIXに通う可能性がその時点ですでに低かったので、12月や1月の入塾テストを再度受けて、クラスを上げるというようなことはしませんでした。

ただ、結果だけ見ていると、単純な計算ですごく間違っていて、たらればですが、それがなければ、αも入れていたと思います。従って、甘いですが、だいたい目標はその時点では達成していたかなと。

それぞれの子ども特性や家庭の状況によってやり方ややる内容は異なると思いますが、参考までに3年生11月までの何をやったか簡単に書きます。

幼稚園(年中~年長)

途中で引っ越したのですが、引っ越す前までは公文式でした。引っ越し後は学研教室に通っていました。どこまでやったか記憶が定かではないですが、1年生ぐらいまでの算数と国語は年長で終わっていた気がします。

プラスアルファはこの段階では何もしていなかったと思います。

小学一年生

学研教室で三年生途中ぐらいまで、算数と国語をやっていました。

定期的に、無料なので、四谷大塚の模試を受けて、周りのみんながどんな感じなのかというのを確認していました。

この時点で結構差がついていることもあって、驚きました。

途中から漢字を覚えるために学研の簡単な辞典を買いました。

後半からは、やはり中学校は受験かなと考えだし、3年生2月頃の入塾を見据えて考え始めました。但し、他の習い事や本人のADHDの特性を見ていると、低学年から塾通いはプラスにはならないだろうと考えて、2年生などでの入塾は控えました。

算数は少し手持無沙汰になっていたので、学研の先生の勧めもあって、ハイレベを買って、週に2-3ページやりだしました。

この問題集は、国語もあるのですが、秀逸だと思います。難易度もいろいろで、結構難しい問題もあって、これを何周もするだけで、特に、算数は思考力もつく気がしました。

併せて、調子に乗って、最レベも買って、ハイレベの後にやっていた時期もあります。

我が子には難しすぎるのと、そこまでのめりこんでいる感じでもなかったので、途中でやめました。むしろ、ハイレベの方が、最レベのレベルの問題もカバーしているのでバランスが良くて、そちらで十分な感じです。

漢字や慣用句は学研にお任せで、正直あまり手が回っていなくて、ハイレベを少しやったり、ドラえもんの漫画ちびまるこちゃんの漫画などを見せていた程度です。

このドラえもんシリーズは子供も好きで、理科や社会のものも買って、家にばらまいておきました。

ADHDなので、興味のあるものにはとことん食いつくので、案の定、隅から隅まで勝手に読んでいました。

息子ではなく、現在小学一年生の娘には、ハイレベが難しいので、少しレベルと落として、Z会のグレードアップ問題集をやっていました。すごくいい問題集ですが、問題数は少なく、計算力をつけるものではなく、考える問題が多いです。

SAPIXのきらめき算数脳も買って、適当に本棚などに放置していました。
たまに、子どもが見つけてのめりこんでやっていました。低学年のものは、色を塗ったりして、頭を使いながらも楽しいので、おすすめです。
しっかりと時間をかけてケアができませんでしたが、もっと丁寧にやっておけばよかったという後悔があるテキストです。


小学校2-3年生

学研の先生と連携して、3年生11月までに四則計算で重要な部分の小学校6年生までのところまでは終えるように設定して進めました。

個人的には、御三家を通っている人などは、算数はこの時点で、中学生ぐらいまで終わっている人がそれなりにいると思うので、この設定自体が非常に甘かったかもしれませんし、そこは公文式との違いかなと思います。

妻と私の仕事の関係もあり、3年生の夏まではあまりしっかりとみられていなくて、何となく過ごしていた感じはあります。

但し、2年生の2-3月ぐらいから、朝しっかりと勉強をする習慣をつけないといけないなと考えて、Gnobleの基礎力テスト(SAPIXの基礎力トレーニングと同じ)を入手してやり始めました。

漢字も学研や公文式のドリルを少し学年をあげたものをやりました(最終的には6年生まで)。内容はそんなに変わらないので本人が楽しめるものを選んで進めました。シールがついているとかそういうので、やる気が変わるので面白いです。

あくまでも本人に学習の習慣がつくことが目的だったので、間違っていてもあまり指摘せずに、毎日一定量できるぐらいのことだけをやっていました。

疲れたり、予定が立て込んでいると、集中力がなくなってしまうので、我慢して我慢して進めました。

おそらく、本当に優秀な自分からなんでも頑張る子供だったら、こういうのもどんどんやっていくのでしょうが、そこは精神的な成長の問題もあるので、あきらめる日も多かったです。

3年生の夏頃に、丁寧にカバーをしていなかったこともあり、算数の計算ミスがすごく多くて、長男のADHDの特性もあるのですが、そこをなんとか減らしたいと思ったのと、いろんな意見がありますが、基礎計算の量が絶対的に足りていなかった感じがしたので、応用問題などは途中から減らして、4年生、5年生の四谷大塚の予習シリーズを買って、毎朝丁寧にやる練習をやりました。

それでも結局はあまり計算ミスが減らなかったので結果としては微妙なところですが。。。

なかなかミスが減らず満点がとれないので、毎日8問やる計算で、間違いがゼロ、1-2問、3問以上で色を変えて、はんこを押す仕組みを導入しました。

少しは意識してくれていますが、それでもなかなかです。。

予習シリーズは内容は申し分ないのですが、紙質がつるつるで、長男は書き込みたい派なので、書きづらそうにしていました。途中からテキストには書かず、ややこしい計算も多いので、マス目があるノートに書いてやっていました。

計算量が朝の予習シリーズだけでは足りないと判断して、また、スピードをもう少し付けた方がいいと考え、合わせて、百マス計算もやりました。

長男と長女は張り合う性格があるため、この秒数を競う仕組みは非常に効果的でした。本当に計算力がついたかどうかわかりませんが、秒が上がると自信がついて、自ら進んでこれは結構こなしました。

他にも、いろいろトライしたものもありますが、子どもとの相性が悪いとすぐに辞めましたし、本人が頑張れるものに絞りました。

見直しも含めてもっと丁寧にみることができれば、習熟度が上がったかもしれません。

共働きの限界と子どものやる気との難しい稜線をたどりながら進んできたという感じです。

受験勉強を嫌になるリスクも高いので、心と頭の成熟を待ちながら進める必要があり、大変です。。。

結果的には、SAPIXの入塾テストの失敗の後、さすがに焦ったのか、あるいは、運がよかったのか、長男は、Gnobleの入塾テストでは比較的納得できる結果を出していました。


今度は、3年生2月の入塾後の様子をお伝えできればと思います。


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