唱和推進、事実上撤回

「宗門の混乱長引く」と総長
拝読・唱和は寺院ごとの判断へ

 浄土真宗本願寺派は2月28日、第323回定期宗会を招集した。池田行信総長は執務方針演説で、新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)を巡って宗門内で異論や懸念の声が上がっている現状を受け、2024年度宗務の基本方針に領解文の唱和の推進を掲げず、今後の拝読・唱和等は各機関や寺院で判断していくとの方針を示した。会期は3月8日まで。

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