本願寺派定期宗会㊦

池田総局9カ月で退陣、荻野新総局が始動
白票最多、異例の総長選

 浄土真宗本願寺派第323回定期宗会が2月28~3月8日、京都市下京区の宗務所で開かれた。8日に2024年度宗務の基本方針案と宗派予算案が可決された後、池田行信総長が辞意を表明した。同日午後に総長選挙を行い、白票が最多となる異例の事態の中、荻野昭裕氏が新総長に決まった(肩書は当時のもの)。

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