荻野総局が始動

新しい「領解文」混乱への対応焦点

 浄土真宗本願寺派の総長に新たに就任した荻野昭裕総長は11日、総務・副総務を選出した。総務3人と副総務2人は、僧侶宗会議員会派の八五倶楽部と誓真会から2人ずつ、顕心会から1人が就任し、総局が始動した。顕心会を除く4人は、池田総局、石上総局での総務・副総務の経験者。新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)を巡る混乱への対応について荻野総長は言及しておらず、今後どのように宗務を進めていくのかが注目される。
 総務・副総務は総長が選出し、門主が任命する。筆頭総務に日谷照應氏(74)、総務に三好慶祐氏(56)と弘中貴之氏(53)が、副総務に加藤尚史氏(59)と大河内隆之氏(76)が就任した。

ここから先は

578字

¥ 330