微生物検査 危機一髪!(2)
微生物検査 危機一髪!(2)
[第2回]尿検査で危機一髪!
山本 剛 やまもと ごう
西神戸医療センター臨床検査技術部
尿の臨床検査
尿路感染症を疑った場合に尿検査を行う.尿検査とひと括りにしているが,尿一般定性検査と尿沈渣,尿培養に分けることができる.尿一般定性検査と尿沈渣は一般検査と呼ばれ検査室で検査が実施されていることが多く,ほとんどの医療機関で実施されている臨床検査であるが,尿培養は微生物検査室で行われている検査で,院内に微生物検査室があれば院内実施されているが,そうでなければ外部検査委託会社に外注される.そのため,検査材料は同じでも一般検査と微生物検査に分けてオーダーしなければならない.
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